【スピードとタフさを兼備】アスカリのデキ万全。入厩当初は併せ馬で遅れることもあった。しかし、CWで6F追いを消化。6月27日の50秒8に続き、7月4日の坂路は、52秒0-37秒7-12秒4を計測。ひと追いごとに、調教の中身は濃くなってきたし、西園厩舎のスタイルにもあった、緒戦向きの快速系。父はキンカメ、母系はスカーレットインク一族でもパワー型。少しくらい馬場が渋ってもクリア可能とみた。

　デュアラブルもCWで質の高い調教をほどこしてきた。父はパワー型のカーリン、道悪もプラスに出る。ノヴェリスト産駒のミスビートリックスも、CWでタフな6F追いを消化。良馬場だと切れ負けするが、トランセンド産駒のパープルヌーン、マイネルプリサイス、アヴァンティストも、雨馬場なら勝負になる。

【混戦模様】気持ちが前向きで、雨粒の攻撃に物おじしなさそうな10デュアラブル。小柄ながら一歩一歩の踏み込みが力強い8パープルヌーン。稽古の動きから、仕上がり早い1ミスビートリックス。

【稽古動く】総合力がいかにも高そうな、02アスカリを本命視。6レースに出走するマイネルエイブとの併せ馬は、好タイムでこちらが先着した。時計からも好仕上がりであるのは確実で、馬格とパワーがありそうなのもプラス。相手は、01ミスビートリックスと11ヒルノベルゲンの2頭が上位評価組である。◎-○▲の組み合わせから流す3連複・3連単主体で勝負したい一戦である。

【小波乱】デュアラブルはスピード上々。粘り強いダンツスピリット。パープルヌーンは仕上がりがいい。

スピードタイプを重視しても馬場で合わないかもしれない土曜日。とにかく気持ちが前向きな馬を上位に挙げておきたい。いわゆる新馬戦タイプがいいはずだ。ここは◎アスカリ中心。鞍上も先手取る競馬でいける。