【スケール展望】新馬戦ならごく普通に、◎が打てる馬が何頭もいるが、絞れば3頭。スケールと将来を展望するなら、本命は
トーセンカンビーナ。母はアイルランド2勝、北米にわたりGI・アメリカン
オークス(芝10F)など4勝。
一番仔の
カンカンガール(父
ExchangeRate)は中央1戦(未勝利)。二番仔の現3歳
カーロバンビーナ(
父ディープインパクト)は[0113]。400キロ前後の軽量ゆえ、あとひと押し足りず未勝利脱出に手間取っているが、しかし全弟は、姉を一回り膨らまし四肢が頑丈。踏み込みは深くスムーズ、重量感を感じさせながら、ディープの軽さも兼備。CWで、内中外と併せ馬で負荷をかけ、最終は坂路でサラリと流せるくらい、余裕をもって仕上がった。
対抗は
ダノンチェイサー。
母サミターはGIII含む英2勝、愛1000ギニー(芝8F)、北米GI・ガーデンシティS(芝9F)勝ちなど、世界を股にかけてGIを奪取した名牝。CWの追い切りも、11秒4-5で二週にわたってフィニッシュ。いや、これは切れる。だが、くるんと丸い首差し、前脚が短めで造りはマイラー? 2000mチョイスがどう出るか。
ヴィルシーナの長男
ブラヴァスは、一応の時計は出た。ただ、まだ身のこなしが硬い。それでもCWで11秒台が出せる。いきなり勝ち負けできるのなら、血統通りクラシック一直線の主役候補になる。3頭のお手並みとレースっぷりをまずは拝見。
コパノケネディーも、並みの新馬なら、アッサリ勝てるくらいの調教タイムが出ている。
オールイズウェル、
カテドラルも、次走は重い印になるだろう。