【V字回復】GI・ヴィクトリアマイルは11着に沈んだが、メイズオブオナーは、この夏反転攻勢。当初はダートに良績。芝に再転向して、体重維持、距離を模索するなど、本格化までに幾度か「踊り場」はあったが、母の姉はラヴズオンリーミー(息子はリアルスティール)。その血統通り、GIIIの愛知杯5着。自己条件は二走前うずしおSで快勝。準オープンに戻れば、2000mも牡馬混合でも好勝負必至。

　逆転を見据えた対抗にサトノティターンを抜擢。ダート戦とはいえ、破格の内容で4戦3勝。見るからに気性が荒く、小回りと右回りに課題を残すものの、ポテンシャルは明らかに重賞級。芝は勝つか負けるか。たぶん結果は極端だろうが、印を打つなら対抗より下には置けない。

　エンジニアは、東京1800mを1分46秒9(2着)、府中Sを1分58秒9(3着)。初コースにはなるが、中京2000mは舞台設定とすれば最高だろう。

　回りや斤量に課題は残すものの、スズカルパンは二走前の下鴨Sを1分58秒8で2着している。

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【平穏】前走の敗因がわからないが、前々走の走りっぷりから、このクラスで通用しないとは思えない2エンジニア。〇も▲も素質は高いと感じるが、安定したパフォーマンスを見せる馬ではなく、勝つときは強い!という極端なタイプ。3連単1着固定の◎ではないが、軸にするなら◎からか。

【消し勝負】少頭数すぎて難しい一戦だが、初芝の01サトノティターンは徹底的に疑いたいところ。自身の成績はもちろん、母系や兄姉からもダート向きであるのは明白。芝の中距離でいきなり勝負になるとは思えない。ここを「消し」勝負した上で、展開利がありそうな02エンジニアを本命に。ここから03メイズオブオナー、06スズカルパンに流す馬連・馬単主体で勝負だ。

【小波乱】メイズオブオナーはコースが変わり躍進。レースセンスがいいサトノティターン。状態がアップしているガーニーフラップも圏内。

少頭数。平均値と前走値でトップ◎メイズオブオナー筆頭。相手に○エンジニア。そしてダートで100以上持っている▲サトノティターン。

愛知杯の好走から地力は勝る3メイズオブオナーが有力。他力本願だが決め脚を発揮できればチャンス。次位は2エンジニアで左回りは得意で末脚は魅力。▲は1サトノティターンで自在な脚があり初芝で変わり身は大。