【底知れない】
ジュンヴァルカンのダート能力は底が知れない。脚元が弱く、使える時期が少ない中、
松籟S勝ちでオープン入りもした。しかし、依然として脚がチクチク。父は
ネオユニヴァース、馬体は硬質。ならば身体にやさしいダート――
桃山Sは、まずは無事に走ることを目標におろしたように思う。しかしふたを開ければ、1000m通過が1分0秒1-1800m通過・1分51秒8という前崩れのHペースに恵まれたにせよ、直線一気のゴボウ抜き。レースの上りを1秒2も上回るオニ脚は想像以上。
相変わらず坂路でしか調教ができていないが、それでも前走と同等かそれ以上には走れる造り。ペース判断、動かし方は、デムーロにお任せだ。
当面の目標は
ラインルーフ。思うようなローテを組めず、やむなく芝も走ったが、やっぱりベースはダート。オープン特別は
ポルックスS2着、
アルデバランS3着、チークピーシーズを装着してからは、レースをなげ出さなくなった。
終い一手だが、
オールマンリバーは、
アハルテケSを良馬場・1分35秒7で走破。東京1600ダートの自己ベストタイの時計で、3着に追い上げてきた。
クラシックメタルも、タフなミドルラップで進んだ
ブリリアントSを好タイム3着に踏ん張った。
ローズプリンスダムは、昨年夏
レパードS優勝。
アハルテケS6着と、得意な夏に向かい復調モード。60キロでも
アスカノロマン、
カゼノコの実績も連下に
リスペクト。