※12/29段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。
西の
金杯は京都マイル。
マイルCSと同じ条件だし、GIIの
マイラーズCや、2歳戦の
デイリー杯2歳S、
シンザン記念も含めて、重要レースがしばしば行われるコースである。
スターホースが休養に入る時期のハンデ戦ながら、2013年の
ダノンシャーク、2008年の
エイシンデピュティ、2005年の
ハットトリックと、のちのGIホースがここを
ステップに飛躍していくこともしばしば。ハンデGIIIでありながら、格上レースでも通用する底力が求められる傾向がある。
1.長めの距離を走れるスタミナが必要
2017年の勝ち馬
エアスピネルはクラシックで再三好走した実力馬だったし、2016年の勝ち馬
ウインプリメーラは、それ以前に
小倉記念で3着、
マーメイドS4着と中距離での活躍が目立った。2015年の勝ち馬
ウインフルブルームも
皐月賞の3着馬だったし、2014年の勝ち馬
エキストラエンドも
京都新聞杯3着など中距離志向が強く、
京都金杯が初めてのマイル戦への出走だった。
2.斤量が57kgを超えると勝ち切れない
斤量57kgの馬は過去10年で勝率21.7%・連対率39.1%と優秀だが、それを超えるととたんに成績が急落する。57.5kg以上のハンデを背負った馬の勝利はゼロで、連対率も10%。1番人気4頭を含みながらこの成績だから、わずか0.5kgながら軽視できないデータである。
3.前に行ける馬が中心
過去10年でレースの上がり3Fが35秒以下になったことが7回ある。開幕週の馬場ということもあって、前に行った馬がなかなか止まりにくい。過去10年間で4コーナーの通過順位が4番手以内だった馬が6勝。外を回すと届かないため、差し馬は内を突いて馬群に詰まるリスクがあり、馬券は先行馬から入るのが
セオリーだ。
アメリカズカップは自分の形にならないと脆い面があるが、
きさらぎ賞を含めてすでに重賞・オープンを3勝している。GIを除けば5戦4勝であり、あまり人気にならないが間違いなく能力の高い馬だと思う。アテにはしづらい馬だが、すんなり先行できれば勝ち負けになってまったく不思議がない。
レッドアンシェルは
富士Sを4着でリゲルSを快勝。重賞制覇まであと一歩のところに来ている。テンションの高い馬で
幸英明騎手への乗り替わりがカギに。
ラビットランは古馬相手だった
ターコイズSで4着。堅実な末脚は評価できるが、追い込み馬には厳しい馬場になりそうなのが不安材料。
以下、斤量減で57kgなら馬券圏内食い込みが期待できる
ブラックムーン、良馬場で見直したい
カラクレナイ、トップハンデが課題の
クルーガー、マイルへの転進で新境地を開きたい
スズカデヴィアス。