【総合力】馬場は渋め、今季の京都は瞬発力よりはパワーが求められる。ならば中心は
コスモインザハート。新馬戦は5F通過・58秒6という出入りの激しいタフな流れを中団内で脚をため、直線内からスルスルと反応。1分34秒0は、2歳6月の阪神開催の時計とすれば出色といっていい。兄姉に目立ったブラックタイプは不在ながら、牝系は
サドラーズウェルズ×
デインヒルというパワー配合、瞬発力というよりは総合力で勝負するタイプ。
札幌2歳S、
サウジアラビアRCは切れ負けしたが、雪解け馬場なら単式圏。
対抗一番手は
ダークナイトムーン。
セントポーリア賞は、数字的にはスローだが、いかにも慣れない感じの、格好悪い逃げになってしまった。ただ二走前のレースの上りは11秒7-11秒5-11秒6(3Fは34秒8)、自身のソレは34秒4。「タンクの大きな」と、味のある言葉でムーアも才能をたたえていた。
リシュブール、
シルヴァンシャーも、腰や背中等、まだ随所に幼さが残るが、調教の負荷は徐々に上がっている。この組み合わせなら
ユーキャンスマイル、
シースプラッシュも小差。