【時を待っていた】
サプルマインドが、待望の本格化。新潟マイルの新馬戦を、上り32秒5で一閃したときは、これは
桜花賞馬かも――よしと膝を叩いた。
ディープインパクト産駒の牝馬だが、いかんせん線が細い。腰が尖り、坂や輸送に泣いてきたが、時を待ち500万を連勝。
中京の坂・
鳥羽特別も、1分21秒5で一気差し。間隔は開いたが、腰が細るのを考慮し、意識的にテッポウ態勢を整えてきた。16日のCWの追い切りは61秒3-36秒9-13秒0。この時計一つとっても、高い資質と将来像が見て取れる。
対抗は
エスティタート。二走前はGIIIの
京都牝馬S(3着)、前走の大阪-ハンブルクCもオープン。自己条件に鞍替えすれば、自然と好勝負になる。除外明けのぶん、3番手としたが、
アッラサルーテは右回り・現級で近3走4・3・2着。1400mのほうがリズムがよく、ここはスンナリ先手も濃厚。
昇級になるが、
ドルチャーリオは叩き三戦目、馬体を緩めることなく、中間の調教も攻めている。
カルヴァリオも、7Fのほうが折り合えて、二枚腰が使える。
オールポッシブルは、芝・ダート兼用の気のいい先行馬。