【よく考えられたコンセプト】アックアアルタの半兄プロレタリアトは4勝、半兄マイネルオフィールは5勝(現役)。父にブラックタイドを迎え、所属は清水久厩舎。キタサンブラックの後を継ぐべく、2年前から綿密に練り上げ造り上げてきた。

　サイズは440kg前後と、キタサンよりは小ぶりだが、黒岩が跨りCWから長目を丹念に乗られ反応も上々。サトノライジンも、配合や調教過程等々、ほぼ同じコンセプトでデビューを迎えるブラックタイドの息子。

　割って入ればジャスタウェイ産駒のクレイヴ。調教時計は前記二頭に少し劣るものの、併せ馬で遅れなし。馬連3頭のボックスが馬券本線。カズマークセン、ミトノマルーン、レイズアフラッグは勝ちぬけまではどうか。

【順当】格上馬相手に圧巻の追い切りを見せた5サトノライジン。なかなかスカッと勝ちきれていない今年のサトノ軍団だが、この馬はやってくれそう。2アックアアルタは◎と同じブラックタイド産駒。ルメール騎手も手ごたえをつかんでいる様子。

【順当決着】ブラックタイド産駒の2頭が人気を集めそうだが、上に取ったのは02アックアアルタのほう。牝馬ながら力強い動きを見せており、距離の融通性もありそう。鞍上も含めて、もっとも魅力的なのはこの馬だ。相手は、05サトノライジンと03クレイヴの2頭が上位評価組。少頭数で紛れる可能性は低いとみて、ここは◎-○▲の馬連・馬単主体で勝負したい。

【小波乱】アックアアルタは素質十分。粘り強いレイズアフラッグ。ユーバーファルは乗り込み入念。

波乱があるとすれば☆アックアアルタがルメールで過剰に人気になった場合。これくらいなら◎カズマークセンと○サトノライジンのほうが良さそう。もう1頭▲レイズアフラッグも悪くない。