※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。
重賞としては今年が5回目だが、オープン特別として開催された期間が長く、秋の京都の中距離戦としてファンには馴染みが深い。オープン特別時代の勝ち馬には
エピファネイア、
ヴィクトワールピサなど「超」のつくような大物の名前も見られる。将来の大物中長距離馬の登竜門的なレースである。
1.少頭数ながら持続力が問われる
重賞昇格後の4年間、出走頭数は順に8・12・10・9。オープン特別時代から少ない頭数で行われることが通例になっていて、今年も特別登録は11頭に留まった。少頭数でゆったりした流れになって、スピードよりも末脚の持続力が問われるようなレースになる。昨年は
ハーツクライ産駒のワンツーで、一昨年は
サドラーズウェルズ系
ニューアプローチ産駒の
ベストアプローチが6番人気3着。
2.差す準備はできているか
一昨年は萩Sを先行して快勝した
プラチナヴォイスが2番人気で6着に沈んだ。2014年の
エイシンライダーも同じ臨戦過程で凡走。開催前半のスピード馬場で先行して結果を残しても、最終週の
京都2歳Sでは別の競馬が待っている。差す形を身につけていることが、上級レースでは大きな武器になる。
3.小回り経験が重要
昨年断然の1番人気で2着に敗れた
タイムフライヤーは、それまでの3戦はいずれもワンターンの芝1800m戦を使われていて、コーナー4つの競馬は未経験だった。前述の
エイシンライダーも同様。コーナー2つの競馬しか経験がなかった馬の勝利は、重賞昇格以降の過去4年で皆無だ。
クラージュゲリエは
札幌2歳Sで大外を回る競馬で3着。気性面の幼さを残しているが、札幌芝1800mの新馬戦で上がり3F34.0秒をマークして差し切ったように、秘めたポテンシャルは高い。鞍上が初戦で手綱をとったモレイラ騎手に戻る今走は、どうしても賞金を加算しておきたい一戦だろう。
ミッキーブラックは福島デビューから2戦2勝。早めに動いていった
芙蓉Sが着差以上の強さで、スタミナ勝負は望むところだろう。
ペルソナデザインはこのレースに強い
ハーツクライ産駒。適性を重視しての関西遠征ということで、侮れない存在だ。
初戦の勝ちっぷりが鮮やかだった高額馬
ワールドプレミア、紫菊賞を完勝した
アドマイヤジャスタを初戦で負かしている
ブレイキングドーン、活躍馬
ショウリュウムーンの初仔
ショウリュウイクゾ、
リアルスティールの全妹
ラヴズオンリーユーにも注目。