【嵐のV2】ナムラアラシが波乱ムードを吹き飛ばす。オープン入りし、5・4・4着と脚踏みしてきたが、交流重賞でも掲示板には載った。聞けば二走前の浦和記念は落鉄などの不利もあったという。しかし、年末にひと息入れ、アルデバランSは530キロに増量。良馬場で1000m通過は1分1秒9のミドル、1800m通過・1分51秒5という澱みのない平均ラップを直線スパリと2馬身差に突き抜けた。最内の1番枠で脚がたまったともいわれているようだが、むしろ砂を被っても折り合ったことのほうを評価してあげたい。前走体重を維持していれば、56キロなら連勝十分。

　相手本線はモンドインテロ。重賞ではやや限界、もう背腰の確変は望めそうにないが、下降線というわけではない。ダートは若駒時代ではあるが[1010]。母父ブライアンズタイムだけに、ダート転向は、本命は打てなくとも、この年齢とキャリアでも無理筋という感じはしない。

　サンライズソアの師走Sの大敗は体重か気性か。まだあてにならない面も抱えているが、JDD2着歴もある4歳馬。アルデバランS4着のマイネルオフィールは、54キロ、鞍上を和田に強化。逃げ馬アドマイヤロケットの反転攻勢。オールマンリバーは武豊の読みに注目。

　阪神ダート2000mはクラスを問わず逃げ先行タイプが強いレース。ただ、無理をしてまで位置を取ると、そこそこ長い距離ゆえに失速もある。

　ここはハナへ行ったときだけしぶとい☆アドマイヤロケットが先手を主張してくるはず。楽に逃げられればこの馬の1着まであるが、崩れると一気に馬券圏外までいってしまう馬なので、軸にはしづらい。

　そこで◎マイネルオフィールから入ることにした。前走はオープンへの昇級緒戦としてはまずまずの内容。その前走時56キロから今回54キロならばチャンスは広がる。東京ダート2100mでも好走歴があるので距離は心配ないし、芝スタートもゴールドアリュール産駒だけにむしろプラスに働く可能性がある。戦法が安定して着順も安定してきているが、その流れを今回も維持したい。

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【混戦模様】阪神コース2戦2勝と抜群の相性を誇る11メイプルブラザー。距離も含めて各馬不安があるだけに、未知の面に賭けてみたい。2サンライズソアは、相手なりに走るタイプ。5オールマンリバーは近走だらしないものの、この距離なら見直しが必要。

【差し優勢】先行指向が強いメンバー構成で、好位や中団から差す競馬をする馬に展開が向きそう。立て直されたが、稽古で非常にいい動きを見せている02サンライズソアを本命に推す。スタートを決めて好位が取れれば、この馬らしい決め脚を見せてくれるはず。相手は、01ナムラアラシと14サンマルデュークの2頭が上位評価組である。◎-○▲の組み合わせから流す3連複・3連単主体で勝負したい。

【小波乱】サンライズソアは積極策で押し切る。追い比べでメイプルブラザーが前進。条件が好転するストロングサウザーも怖い。

☆モンドインテロが久々のダート使い。デビューから2戦はダートで馬券になっていたのでここでも芝100台あれば一発は十分にありそうだ。とはいえ平均値上位から◎サンライズソアと○ナムラアラシが上位評価になる。特にナムラアラシのほうは前走117が光る。ところがエンパイアメーカー産駒がこのコースまったくダメなので結果はかなり気になる。3番手に▲マイネルオフィール。

使い込んで確実に地力がアップした2サンライズソアが主力。自在な脚があり距離延長は歓迎。先行策から抜け出しは可能。次位は1ナムラアラシで展開に注文はつくがチャンスはある。▲は6モンドインテロでダート替わりで上積みはある。