【さらにアップ】まずはアップトゥデイトの健脚をリスペクトしたい。昨年の中山大障害の覇者はオジュウチョウサン、障害GI連勝記録をレコードで積み重ねたが、影の主役は実はアップトゥデイト。あわやの渾身の大逃げが、勝ち馬に華やかさと光沢を与えた。ただ、レコードタイム明けは危険?――斤量差もあり危うさも少し感じるけれど、短期放牧で息を整え、3週続けてCWでハード調教ができている。

　次位は大障害3着のルペールノエル。本命との対決は正直分が悪い。高田もまだ慎重に動している感じはあるが、前回よりは目標に接近して競馬を組み立てるハズだ。

　大障害4着のシンキングダンサーも、同様に一歩前進。グッドスカイは58キロ、リスヴェリアートは順調さを活かしたい。

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【順当】誰もが納得の、現役屈指の名ジャンパー2アップトゥデイト。前走の死闘は競馬史に残る名勝負。ここはあくまで次なる戦いに向けた調整の場。細かいことは抜きにして負けてもらいたくない。1マイネルフィエスタは前走の大障害。7着でも高いレベルを経験したことが将来に活きてくるはず。阪神コースも得意としている。

【相手探し】絶対王者オジュウチョウサンがいないレースならば、02アップトゥデイトが勝ち負けになるのは当然の話。阪神の障害コースでも重賞を制しているように、条件適性の高さも目立っている。水準の仕上がりならば、フツーに1着だ。相手は、05グッドスカイと01マイネルフィエスタの2頭を上位に評価。ひねらず素直に、◎を1着に固定した馬単・3連単主体で勝負。

【小波乱】アップトゥデイトは地力上位。力をつけているルペールノエル。トーアディランは立ち回りがうまい。

前走オジュウチョウサンに肉薄ならば◎アップトゥデイト軸で問題なし。斤量もコースも馬場状態も関係ない。この相手を何点まで押さえるかの一戦。