※月曜日段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。
古馬牝馬路線で数少ない2000m重賞。条件が特殊であることにくわえて、ハンデ戦ということもあって、きわめてよく荒れる重賞としても知られる。過去10年で10番人気以下が5連対。7頭が初重賞制覇だったように、過去の実績はあまり当てにならない。
1.実績不問
過去10年間、前走で重賞に使っていた馬は勝率3.4%・連対率8.6%。前走オープン特別が15.8%・26.3%、前走準オープンが6.4%・12.8%で、前走1000万下が13.3%・26.7%だから、前走のクラスはほとんど関係ないことがわかる。
2.前走マイルは苦戦
前走で芝1600mを使われていた馬は過去10年で勝率0%・連対率2.9%と、非常に苦戦している。芝1800mを使われていた馬が10.5%・19.3%、芝2000m以上が10.8%・21.6%で、前走の距離が長くなるほど成績が良くなる傾向が出ている。
3.若手騎手の登竜門
牝馬限定のハンデ戦ということで、負担重量の軽い馬の出走が多い。減量が苦にならない若手騎手に騎乗依頼が舞い込むことが多くなり、彼らにとっては腕の見せ所になる。一昨年
リラヴァティで勝利した
松若風馬騎手は当時20歳だった。その他にも、2014年には
コスモバルバラで岩崎翼騎手が2着、2013年には
アグネスワルツで
国分恭介騎手が2着、2012年には
クリスマスキャロルで
藤懸貴志騎手が2着、2010年には
セラフィックロンプで
宮崎北斗騎手が2着など、毎年のように若手騎手が大穴馬券の立役者になっている。
ヴァフラームは2か月ぶりだった前走で4着だったが、もともと叩き良化型の傾向があるし、また道中で外に膨れていたように左回りはあまり良くない。芝2000mは[2-3-1-2]の得意条件で、阪神も[1-2-0-1]。相手なりに走れるタイプでもあるし、若手の有望株
富田暁騎手起用で、格上挑戦でも注目したい一頭だ。ちなみに前走は
ウインテンダネスが東京芝2400mを2分22秒台で圧勝したレースで、
ウインテンダネスは続く
目黒記念も制覇した。1秒差に敗れたとはいえこの馬も好タイムで走破しており、準オープンの枠を超えるハイレベルな一戦だった。
キンショーユキヒメの前走
福島牝馬Sはハマった印象もあるが、昨年の当レースでも0.1秒差4着と実力の裏付けはあったし、それを含めて阪神芝2000mでは[1-1-0-1]。
アンドリエッテは3歳時に
チューリップ賞2着があって重賞でも通用する素地は持っている。このレースと相性のいい
パールSからの臨戦も強調材料。以下、叩き2戦目で前進を見込む
ミエノサクシード、前走は不利が大きく見直したい
レイホーロマンス、
愛知杯の勝ち馬
エテルナミノル、一昨年のこのレースの勝ち馬
リラヴァティの半妹
ミリッサ。