【4頭ボックス】ショウリュウイクゾの手先は素早い。母は朝日CC、京都牝馬S勝ち。死産や不受胎が続き、本馬が実質の初仔。しかし3月の牧場取材でも、父オルフェーヴル譲りの栗毛、なるほどあの母の仔かと、坂路で動きのよさと仕上りの度合い確認。いざ栗東の坂路では、常にラスト1Fは12秒1前後でフィニッシュ。これは切れる。

　ただ、キンシャサノキセキ産駒のテルモードーサも、直線の追い切りは上り重点にしろ、52秒9-38秒3-11秒9。いや、この2頭の切れは甲乙つけがたい。

　派手さでは少し見劣るが、ブールバールはCWで上り11秒台をマーク。

　フォートワズワースは、少し内目は通ったが、坂路で52秒5-37秒5-12秒4と、新馬勝ちレベルのタイムを計測しており、上位4頭は力量拮抗。馬券はまずボックス。

【混戦模様】稽古で鋭い反応を見せている10テルモードーサ。距離はギリギリな感じがするが、新馬戦なら能力で押し切る。9ショウリュウイクゾは母が阪神巧者。フットワークが大きく外回りコースは歓迎。6ブールバールも仕上がり早のタイプ。初戦こそ。

【稽古上等】キンシャサノキセキ産駒の牝馬で、初戦から動けそうな態勢にある10テルモードーサ。コース主体の稽古でこれだけ動けていれば十分で、芝マイル戦に向く瞬発力も備えていそうなタイプ。少頭数の外枠も歓迎材料だ。相手は、09ショウリュウイクゾと03フォートワズワースの2頭を上位に評価。大きな紛れはないとみて、◎-○▲の馬連・馬単主体で勝負したい。

【小波乱】ショウリュウイクゾはセンスがよく追われてしっかりしている。仕上がりのいいマイネルリサイタル。ゴットパシオンはスピード上々。

少頭数ながら、レベル高そうなメンバー。というよりは全頭デキがいいという感じ。なかでも◎フォートワズワースは狙いたい馬。これで人気なければ最高なのだが…。相手6点。オッズ次第で勝負。