【坂はプラス】阪神の坂が、たぶんインヴィクタにはあっている。3歳時前半は、若葉S3着でクラシックもチラついた、ハルーワソング一族。エンジンが回るまでに少しのタイムラグがあり、二走前の渥美特別は勝負どころで外に振られてしまった。

　前回の出雲崎は内回り。最速の上がりは計測したものの、直前の短い平坦では前を捕まえるに至らなかった。しかし阪神なら、坂で他が止まるぶんもうひと脚が生きる。極端な重だとどうかだが、パワー型だけに時計のかかる馬場のほうがいい。

　対抗はプリンスオブペスカ。生田特別の敗因は力負けというよりは疲労蓄積だろうか。リフレッシュをはかり、CWの伸び脚に鋭さと活気が戻ってきた。

　シェルブルックは5月に前述したプリンスと対戦、2着に敗れたが、前走は510キロに増量し、小倉2600mを2分38秒7という現級レベルの好記録で快勝。メイショウカミシマは、長丁場でもパフォーマンスは落ちにくいタイプ。ウォルビスベイの逃げ、ピッツィカートの追い込みが連下押さえ。

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【順当】エンジンのかかりが遅い分、直線に急坂のある阪神コースで上積みがありそうな10インヴィクタ。スタミナ豊富なだけに早めに仕掛けて押し切りたい。7プリンスオブペスカは休養前に当地で当距離で同条件を卒業。体もできている。6シェルブルックは、ここに来て成長を感じられるようになった。

【気配良好】久々となる07プリンスオブペスカだが、帰厩後の稽古で素軽い動きを見せており、かなりの好仕上がり。これなら、いきなりからでも力を出せそうだ。降級組で力も上位であり、ここは展開も向きそう。ここから、相手は06シェルブルックと01メイショウカミシマの2頭を上位に取った。大きな紛れはないとみて、◎-○▲の馬連・馬単主体でいきたい。

【小波乱】ウォルビスベイは粘り強い。立ち回りがうまいインヴィクタ。イぺルラーニオは状態がアップ。

平均値と前走値で高い◎シェルブルック。同距離コースでは95ある○プリンスオブペスカとの軸2択での勝負。3番手に▲インヴィクタ。一発で☆ウォルビスベイ。

長丁場の適性は高い10インヴィクタが有力。降級3戦目で上がり目は必至なら期待できる。○は6シェルブルックで条件はベストで逆転は十分。