【遠く近く
オークス】
エールヴォアの来春の目標は
オークス。阪神JFにも登録があったが、まずは適距離で2勝目を積み上げておきたい。阪神は二走前1分46秒6で大楽勝。
アルテミスSは1000m通過・58秒7というHペースを辛抱強く追いかけ僅差の3着。マイル適性に勝る2頭に切れ負けしてしまったが、いかにも中距離型のレース運び、そして伸び脚。阪神2000mなら牡馬相手でも一歩もひるまない。
強敵は
アルクス。母は3勝、祖母は
レクレドール、一族に
ステイゴールドの名が連なる白老F生産の
ゴールデンサッシュ系。ごく近親の
ベルーフ(
京成杯)をイメージして配合した艶々の鹿毛。まったりとした道中の運びや、漸次加速していく伸び脚(上りは34秒1)も、
ベルーフによく似ている。レース後の競馬週刊誌のルメールのコメントに、「走ります。切れ味がある。距離が延びても大丈夫」--同じような言葉はよく聞くが、妙に真実味があるように聞こえるが気のせいか。
カフジジュピターは新馬戦を2分1秒3、上り3Fを34秒3でまとめた。性格、走りは生真面目だけに、キャリア泣きはないタイプとみた。
良血
ブラヴァスは、前走時計は2分2秒3。発表は良だが、かなり
パワーを要する馬場だった。ただ上り37秒7をどう評価すればいいのか。気性も含め今回は試金石。
アドマイヤリーブラ、
タガノディアマンテなど、小頭数だが好メンバーが揃い力量拮抗。