【3Fからの加速がいい】ヴェロックスの切れ抜群。兄姉にはまだ活躍馬はいないけれど、母は独オークストライアル2着。血統背景もマズマズ、稽古は出色。中内田厩舎は上り重点傾向が強いが、長目6Fから追って、CW・81秒8-65秒5-36秒9-11秒6、3頭併せの中をグイと割り、上り3Fからの加速には目を見張る。普通にスタートをクリアすれば順当に勝機。

　あと一本が欲しい感じがするが、イニティウムの母はゴールデンドックエー、最終追い切りの坂路は52秒7-37秒9-12秒9。カッカしないよう、まだ目いっぱいに攻めておらず、完成するのはまだ先だろうが、サトノバリオスは、姉サトノワルキューレを上回る器の持ち主。

　3頭に割って入るとすればキラープレゼンス。派手さはないが、配合・調教は水準以上。ウインアライバルは、確かに稽古は動く。ただアイルハヴアナザー産駒だけに高速ラップ対応が微妙。ユンゲンハフトは、鞍上がどう動かすか、興味津々。

【相手探し】予想以上に勝ち上がり率が高いジャストウェイ産駒。その中でもデビュー前の動きが1、2位を争う15ヴェロックス。瞬発力に秀でており、調教本数も豊富。14キラープレゼンスは今週の稽古上々。気持ちも落ち着いており距離は合いそう。16プラネットアースも差はない。

【大器登場】絶好調のジャスタウェイ産駒のなかでも、育成段階から高い評価を集めていた15ヴェロックス。トレセンに入ってからの稽古では、いかにも芝向きという素軽い動きを見せている。新馬勝ちが十分に期待できる好素材だ。ここから、相手は05サトノバリオスと08マイネルロッシュの2頭を上位に評価。◎を1着に固定した馬単・3連単のフォーメーション主体で勝負。

【小波乱】ヴェロックスは加速力がある。粘り強いタイセイモナーク。マイネルロッシュは仕上がりがいい。

混戦の新馬戦。人気になってしまうのは嫌だがマイナス点が少ないのは◎ヴェロックスだと思う。あとは鞍上の腕次第だ。相手○▲もおそらく人気になるだろう。だが狙いとしては人気のなさそうな☆△。ここに決まれば配当は望める。