【しっくりくる】小倉1700ダートは、コマビショウが主役。中央場所は1800ダートもマイルも、使える脚の長さと動き出しが、どうもしっくりこない。しかし当該コースは、くすのき賞・1分46秒2(後続に0秒6差)の楽勝。オープン相手から自己条件へ、相手関係もかなり楽になった。

　二の筆頭は早鞆特別・1分45秒9のタガノグルナ。ダンツゴウユウは、若い時分ではあるが当コース勝ち。降級二戦、56キロならきわどく差し込んでくる。

　連闘のケールダンセールは、先週の1分45秒3の時計の感触と勢いをキープ。前走同様マイペースならナムラヘラクレス。ホーリーブレイズ、ケルティックソードも押さえには。

　このレースの例年の傾向としては、「ハナに行かない先行馬」がベスト、軽ハンデでの激走馬は少ない、前走同級大敗馬の激走も少ないといったことが挙げられる。

　また、距離延長組が全く連対しておらず、100mとはいえ延長の△コマビショウは今回扱いに悩むところだ(そのため△までにしている)。さらに挙げるなら、ローカル1700mより中央場所や中京の1800mから来た馬のほうが少し成績が良いが、そこはあまりこだわらなくてもいいだろう。

　もともと本命にしたかったのは▲ナムラヘラクレスなのだが、だいぶ外枠になってしまった。あっさり位置を取れれば勝ち負けだろうが、さすがに16番だと軸にはしづらい。☆タガノグルナも考えたが、ハナへ行けないと終わり的なところがあるのでこれも軸にするのは怖い。

　悩んだ末に、◎ケルティックソード。先行タイプで枠が外過ぎず、昨年には鞍上ルメールとはいえクラス3着歴もある。前走で先着された馬はいるが前走時点で自分より上位人気だった馬はおらず、さらに前走で先着された馬とは1キロ差がついた。3着以内ならあると見て3連複の軸にする。○はアスクハードスパン。ダート連勝時のことを考えるとどこかで復活があってもおかしくない。ローカル1700mが合えば。

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【波乱含み】時計の出る馬場だったとはいえ、ここ2走の内容が良い4クリノフウジン。好調もモードに突入。昇級で人気が落ちるなら狙い目。3コマビショウは3歳トップクラスのダート巧者と何度も激突。1000万クラスならアッサリも。13ホーリーブレイズは前走で浮上のキッカケ。もともと準OPで走っていた降級馬。

【条件好転】条件適性の高い小倉替わりで、10ダンツゴウユウの前進が期待できそう。かなり先行指向が強いメンバー構成で、差し脚が生きる展開になりそうなのも強調材料だ。稽古ではいい動きを見せており、デキも問題なし。相手は、11タガノグルナと16ナムラヘラクレスの2頭が上位評価組である。◎-○▲の組み合わせから流す3連複・3連単主体で、チョイ荒れを狙う。

【小波乱】アスクハードスパンは条件が合う。立ち回りがうまいコマビショウ。マイネルオスカルは距離短縮を利して前進する。

数字上では☆ダンツゴウユウが圧倒。しかし同距離コースがほかに比べると低すぎというのが焦点。これならば平均値2位になる3歳馬◎コマビショウでいいのではないか。まあ数字としては拮抗しているのであとはオッズ次第のような感じではあるが。相手○タガノグルナと▲ホーリーブレイズ。△まで気は抜けない。

オープンの好走から地力で勝る3コマビショウを推す。器用な脚がありうまく仕掛ければチャンス。次位は16ナムラヘラクレスでスピードは上位で押し切りは可能。▲は7ケルティックソードで好位で運べれば互角。