【学習力】グリムの勢いと実績を信頼。若馬時代7Fダートで2勝を積み上げ、東京マイルのオープン特別も勝った。白山大賞典をレコ勝ち、前走のマーキュリーC制覇など、交流重賞は長丁場でも結果を出してきたが、1800mのGIII・アンタレスSも好位から押し出し小差2着。タイトなコースでもどんな距離でも好ポジションをとれる自在性を教え込んできた。札幌1700ダートも不安よりは楽しみのほうが大きい。

　対抗はモズアトラクションの決め手。追い込み一手ながら、近三走のうち平安S2着、マリーンSも良馬場・1分43秒3、上り36秒3で2着に追い上げている。北海道シリーズ2連勝のリアンヴェリテも絶好調、前走から斤量も軽くなる。ただ、今回は同型がかなり強力。

　Hペースの前崩れならサトノティターンの強襲。前年の覇者ハイランドピークも、体調はここがピーク。6歳夏の転向となるが、タイムフライヤーの母父はブライアンズタイム。フォームや調教タイムも合わせダート転向は正解だろう。

　もともと4,5歳馬、特に4歳馬がかなり強いレース。今年の4歳馬は収得賞金を半減させてもまだオープンの馬ばかりであり、昨年までの4歳馬と同様のパフォーマンスが期待できる。脚質的にもこのレースに向いている◎グリムには逆らえない。

　相手は5歳馬から○リアンヴェリテを取り、馬券は軸2頭で。相手関係と枠から○は今回逃げは打てないだろうが、砂をかぶりにくい大外枠から好位という形なら好走を期待できると考えた。

各馬の上昇度・脚質・騎手・調教師・血統データを「先週最も儲かった」設定で解析。導き出された4頭の馬単・3連単ボックスで勝負！

なお、プレミアムサービス(※)にご登録されますと、中央競馬全レースで、上昇度・脚質・騎手・調教師・血統の項目を自由にカスタマイズして予想することができます。各レース情報ページの予想タブから「CP予想」にお進みいただき、ご利用ください。

※netkeiba.comのスマートフォン版・競馬総合チャンネルでは、プレミアムコースにご登録されますとご利用頂けます。

【展開利大】注目は交流重賞を勝ってくるグリムや、快進撃を続けるリアンヴェリテだろうが、今回ダートOPクラスの先行馬が揃っているだけでなく、芝でも逃げ続けてきたマルターズアポジーと、かなりペースが速くなりそう。それなら前走で人気を背負いながら自分の競馬で好走した4モズアトラクションが有力。函館より札幌のほうがレースもしやすい。9サングラスも成績はイマイチもラストは近走でもそこそこの数字を残している。6サトノティターンも前々走のイメージから、外に持ち出せば一気に頭まで。

※8/4時点での想定に基づいた予想になっておりますので、回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　札幌のダート1700mで行われるレースでコース形態からもやはり先行有利。先行する脚質がある子や、小回りコースでも決め手が活かせる器用さのある子から買います。

　本命は、テーオーエナジーです。近走はハイペースの流れに苦戦し、自身の走りができていませんが好位からの決め手も持っており、今回の条件なら見直せてもいいと思います。相性のいい岩田騎手に鞍上が戻りますし、楽しみです。

※8/2時点での想定に基づいた予想になっておりますので、回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　北海道では無類の強さを誇るリアンヴェリテ。札幌が未知であることは確かだが滞在競馬が向くということはあるだろう。

　グリムが相手。前々走アンタレスSでは2着に敗れたが、直線で先頭に立って見せ場はつくった。モズアトラクションの決め手にも警戒。

　芝からの転戦組ではタイムフライヤーが面白そう。近親にタイムパラドックスがおり、この相手でもいきなり通用しても全く驚かない。

※8/3時点での想定に基づいた予想になっておりますので、回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　若い馬を重視したい一戦。「馬齢が6歳以上だった馬」は2015年以降[0-3-2-32]と勝ち切れていません。

　ちなみに「馬齢が6歳以上、かつ馬番が6?14番だった馬」は2015年以降[0-1-1-26]です。また「前走の4コーナー通過順が8番手以下だった馬」は2015年以降[0-0-0-15]。一方「前走の4コーナー通過順が2番手以内だった馬」は2015年以降[2-2-3-11]と比較的堅実でした。

　注目はやはり2連勝中のリアンヴェリテ。あとは実績上位のグリムも、大きく評価を下げる必要はないでしょう。

※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　近年は施行時期が早まった影響もあってか、GI戦線を見据える一線級の参戦は減少。8月中旬に施行されるようになった2015年以降、勝ち馬4頭中3頭がここで重賞初制覇を成し遂げているように混戦が多くなってきている。今年はグリムが実績で一枚上手だが、果たして。

1.若い世代が優勢

　過去10年中新潟・函館開催だった2年を除く8年で、4-5歳馬が複勝率39％と非常に優秀なのに対し、6歳以上の馬は12.9％にとどまる。また回収率も年齢が上がるにつれて下落。若い世代を中心視するのが良さそうだ。

2.先行馬有利も

　過去8年で4角2番手以内だった馬はほとんど馬券に絡んでおり、複勝率85％。圧倒的に前有利だ。しかし、1角でハナもしくは2番手だった馬は勝利を挙げていないことには注意が必要。理由は次に述べるが、逃げ・先行馬だからと言って闇雲に信用できるわけではない。

3.函館より捲りが決まるコース

　函館ダート1700mは2コーナー出口から4コーナーにかけ約3m上るのに対し、札幌は平坦。またコーナーも札幌の方が緩い。それ故、札幌は函館に比べると道中から動いていきやすく、まくりが決まりやすい。11年のランフォルセ、15年のジェベルムーサはまくってこのレースを勝利。他の勝ち馬も、好位・中団で脚を溜め4角までにポジションを押し上げるという立ち回り方で勝っている。


　モズアトラクションは前走マリーンSを2着。早めにポジションを押し上げていく競馬で最後まで脚を伸ばした。良馬場の函館でこの競馬が出来たなら、札幌に変わるここは更に期待できるだろう。4コーナーまでにどこまでポジションを押し上げられるかがポイントになるが、先行馬が多い今回はハマる可能性が高いと見た。

　グリムは前走マーキュリーCを快勝。内で脚を溜める競馬で危なげない競馬だった。器用さもあるので小回り1700mは問題なく、安定した先行力も非常に心強い。ここも好走できそうだ。リアンヴェリテは函館1700mに限れば4戦4勝。札幌に変わるのがマイナスではないだろう。先行力が多いので立ち回りがカギとなる。

　サングラスは前走マリーンS・5着も、終いまで差し脚上々。1400mで好走歴があるように函館よりスピードを問われやすい札幌に変わるのはプラス。ここは好走してもおかしくないシーン。以下、まだまだ衰えは見られないドリームキラリ、前走京都が合っていなかったのでここで巻き返せそうなサトノティターン、好位で控えて競馬できそうなリーゼントロック。

昨年平均値トップで本命を打って機能してくれた☆ドリームキラリも今年は5位。やや狙いは下がることになる。となると軸候補は平均値上位からとなるわけで近走110後半レベル連発している◎リアンヴェリテ。相手○モズアトラクションと▲グリム順当となる。あとは割り込める一発タイプ勝負となる。

上昇気流に乗る4歳馬12グリムが有力。器用な脚があり小回りは歓迎。交流重賞を含め4勝のパワーはここでは上位。次位は14リアンヴェリテで今夏の充実ぶりは顕著でスピードは上位。▲は4モズアトラクションで決め脚は威力があり侮れない。