【押出堂々】
デアレガーロの力量上位。理想体重は何キロか。身体造りを模索してきたが、三走前の
京都牝馬Sは486キロ。ズドンと丸い、
ドラム缶のような胴回りとなり、毛色も鉄紺色。求めていた体型がようやく見えた。体重の増量ぶんは筋肉量の増加、パドックでも落ち着いて周回できるようになった。
臀部が充実すれば普通にスタートが切れる。グリップ力が増し、11秒8-11秒0-11秒9(3Fは34秒7)というレースラップに対し、自身の上りは34秒2。初の重賞タイトルを
パワーでもぎとった。
高松宮記念はGI、前回の
キーンランドCは休み明け。6F重賞は少し忙しく結果が残せなかったが、オープン特別の7Fなら55キロでも一気差し。
強敵は
アルーシャ。戦績は[4122]。昨秋11月の
ユートピアSを1分32秒5で走破し、オープン制覇の時計基盤は整った。
谷川岳Sはスローに加え16番枠。前に壁が作れず、消化不良の11着に敗れたが、斤量は53キロ。馬群で脚がたまれば持ち前の瞬発力にスイッチオン。
プールヴィルは
フィリーズレビューの覇者、
桜花賞6着。
京成杯AHは久々、距離マイルということもあり余所行きの競馬をしてしまったが、7Fに替われば風景一変。
エントシャイデンも1400mにまだ新味を残す実力馬。
リバティハイツ、
ディープダイバー、
アンコールプリュなど、ハンデ戦だけに連下は手広く。