【雨に歌えば】
サトノアーサーは、重馬場のGIII・
エプソムCの勝者。そぼ降る雨を、ひとつの武器としたい。マイル戦は昨年、重馬場の
洛陽Sを差し切り勝ち。
ポートアイランドS2着で、マイラーとしての性能を改めて示している。前走後のアフターケアーも丁寧、最終追い切りはルメールが跨り、51秒7を馬なりで駈けた。
対抗の
レッドヴェイロンは、
NHKマイルCを小差3着、無事ならマイル重賞の一つは確実にいける好素材。一年近くの長期休養を余儀なくされたが、少し脂肪の乗った体でも、
紅葉Sは直線半ばで先頭にとりつき、他の脚色をうかがいながら寄り切る横綱相撲。中間CWで6F追いを2本、直前の坂路は51秒4。二走ボケよりはジャンプアップを期待していい。
ソーグリッタリングは、前走の
カシオペアSは9F。微妙に詰めを甘くしたが、マイル短縮、鞍上はデットーリ。なるほどとうなる、きわどい競馬に持ち込める。
関屋記念大敗明けになるが、
ケイデンスコールはNHKマイル2着馬。大外を豪快に
ドーヴァー。
サトノキングダム、
エントシャイデンも一瞬の隙をうかがう。