【姉も天才肌】
ルヴォワールは、5歳春にして、まだキャリアは[3-0-2-1]。着を外したのは
紫苑Sのみ。弟
フィエールマン(
菊花賞優勝)のほうが、先行する形で話題を集めているが、「天才性」の原型は実は姉。
二走前の
精進湖特別は3着に終わったものの、11秒0-10秒8-11秒5(3Fは33秒3)というレースラップに対し、自身のソレは33秒0。跳びが大きく、ギア操作にタイムラグがあるが、中山は3戦2勝。大幅に減った馬体も回復、坂上一気に飛んでくる。
対抗一番手は
ダンサール。こちらも大負けは
秋華賞と休み明けの2走前くらい。母はアルゼンチン3歳チャンプ、全姉
バラダガールは現2勝。全体時計は地味だが、4走前は終いは4Fから11秒9と加速、続く3Fを11秒6-11秒4-11秒6でパンチアウト。前走の
四国新聞杯は勝ったも同然の2着だった。ただ、少し腹が巻き上がり気味。キツめのローテと輸送でテンションが上りすぎると黄信号。
代わって浮上するのは
ショワドゥロワ。
館山特別は直線入り口で接触、外に膨らむ大きな不利を被った。昇級・小回りの中山に舞台はかわるが、
ストロングレヴィルは前回、12秒0-11秒4-11秒8という、正味2Fの瞬発力勝負をアッサリ抜け出す快勝。
モクレレ、
フリージングレインも、
館山特別は不利を被ったクチ。