【香気高い】
ヴァニラアイスは、スピードアップ、レース精度の研磨など、まだ前進の余地を残している。3歳限定戦ながら、4月の
端午Sの走破タイム・1分24秒1は、同日の古馬3勝クラスを0秒2超。古馬混合のオープンの下準備は、わりと早い段階から整っていた。二走前の
ユニコーンSは、道中2番手でリズムよく進めたが、マイルは見るからに長い。
続く
エニフSは、1000m通過58秒7-1200m通過・1分10秒8というHペースを、馬群をこじ開けるようにして一旦先頭。勝ち馬の強襲にクビ差屈したものの、6-7Fなら差す競馬も可能となった。前回は自己最高体重で出走、中一週になるがオツリを残している。
第一目標は
ヒロシゲゴールド。正月の京都1200ダートを1分10秒6という、後続を0秒9差でブッ
チギリ、3勝クラスは予定通りの快勝を決めた。交流重賞・東京スプリント3着、前走の
クラスターCはスタートでロスが生じたにもかかわらず、強気に動かし2着に粘り込んだ。今回はブリンカーを外し、視野を広くする作戦を試みるが、折り合えば違うレース構築ができるかもしれない。
単穴は
タテヤマ。追い込み一手ゆえ、時計やペース対応に少し時間がかかったが、4月の
千葉Sは1分10秒8で4着。展開の助けがあればオープンでも戦える。
シュウジは59キロの斤量で、
京葉S3着、前走の
エニフSを小差5着に流れ込んでいる。
スンナリ先手が条件になるが、
アポロノシンザンは
京葉Sで逃げ切り勝ち。57キロはキツイが、
ゴールドクイーンは
ギャラクシーSを1分21秒5という好記録で勝ち切った。