【ラップが指し示す】デビューは遅れたが、アルティマリガーレは、想像を上回る大物かもしれない。経験馬相手にデビュー勝ちは果たしたものの、昇級・マイル延長でさてどうか。二走前は、やや脚を余す感じで2着入線。

　ただ、前走の1勝クラスは、稍重条件下で5F通過・57秒9-6F通過1分9秒6という澱みのないHペースを好位内で我慢。鞍上の指示に即在に反応、残り1F標識でインからスパリと馬群を割り1馬身差で完勝。1分21秒9という決着タイムは同日の2勝クラスより0秒1速く、昇級、1F延長でも即勝ち負けの図が、記録面でも分かりやすく描けている。

　二の筆頭にステイオンザトップを抜擢。微妙に重めだったりスローだったり、いくつか注文はつくが、曇天のパワー馬場の中京は、ステイゴールド産駒の年一番の働きどころ。

　ライオネルカズマは520キロの巨漢、前二走の好走はいずれも稍重だった。造り直しをはかったディロス。メリーメーキング、エイシンルカーノ、エイシンスレイマンが押さえ。

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【上位拮抗】ここ数戦、苦しい競馬を戦ったことで強さが増してきた4ライオネルカズマ。調教では得られないものを得た。11エイシンスレイマンは抜群の中京実績。ただ、この鞍上にこの脚質。あとは届くかどうかだけ。1アルティマリガーレはレースセンス◎。

【中心不動】優秀な先行内容で結果も出している、04ライオネルカズマを素直に本命視。展開利も見込めそうなメンバー構成で、パワーが必要とされる馬場になっているのもプラスといえる。中1週なので稽古は軽いが、いいデキを維持している様子。相手は、01アルティマリガーレと07イダエンペラーの2頭が上位評価組である。◎-○▲の組み合わせから流す3連複・3連単主体で勝負だ。

【小波乱】アルティマリガーレはセンス上々。ペイシャエヴァーは集中力がアップ。追い比べでイダエンペラーが浮上する。

これもなかなかの僅差混戦。平均値ではほとんどが90台で、前走値では100に届きそうなレベル。今回の同距離コースで合うかどうかとデキ次第ということになるだろう。前走同距離コース100◎ライオネルカズマ。相手に○エイシンスレイマンと3歳筆頭▲アルティマリガーレ。一発☆ディロス。前走102△イダエンペラーは斤量アップ分がどうか。

自在な脚があり好調子をキープしている4ライオネルカズマが優勢。マイルはベストで先行策から逃げ切りは十分。○は11エイシンスレイマンで末脚は鋭く逆転の余地はある。