※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。
サマーマイルシリーズの開幕戦として位置づけられるようになってから今年で8年目になる。開幕戦と言っても中京競馬は最終週。梅雨を経た開催であるから馬場は荒れやすく、
パワーのある馬が台頭してくるシーンも多い。
1.馬格のある馬が優勢
過去7年で、馬体重が500kg-519kgだった馬の複勝率が31.6%、480kg-499kgだった馬が27.3%と上々なのに対し、479kg以下だった馬は複勝率が7.1%しかない。馬格の有無、というのが
パワーのいる馬場を攻略する一つのバロ
メーターになる。
2.斤量の重い馬が好走する傾向
過去7年で、斤量が55.5kg以上だった馬は複勝率25.4%なのに対し、55kg以下だった馬は複勝率10.2%にとどまる。ハンデ戦とは言え、斤量が軽い伏兵よりは斤量を背負わされる実績馬の方が信頼しやすい。
3.距離延長の馬が人気以上の走り
過去7年、距離延長で臨んできた馬の平均人気は10.3だが平均着順は8.4着と人気を上回っている。対して、同距離馬は平均人気7.3で平均着順8.1着、距離短縮馬は平均人気8.6で平均着順は9.4着と人気を下回っている。複勝率も距離延長となる馬が22.9%で最も良い。人気薄の距離延長馬が台頭しやすいことは頭に入れておきたい。
プリモシーンは前走の
ヴィクトリアマイルと前々走のダービー卿CTいずれもタイム差なしの2着。デビュー以降増え続けていた体が今年に入ってから実になってきた印象で、末脚一辺倒を脱却し自分から勝ちに行く競馬ができるようになってきた。中京コースは初となるが、不安は特にないだろう。
カテドラルは
アーリントンCを2着、NHKマイルを3着と、マイルの距離で差す競馬に切り替えてから好内容のレースが続いている。まだ底は見せておらず、古馬との初対決となるここも期待は大きい。
レインボーフラッグはこれまで30戦して内22戦で上がり3位以内を記録。相手なりに走れるタイプでここでも差し込んでくる可能性は大いにありそう。
グルーヴィットは前走NHKマイル10着も、見限るのはまだ早い。ダートで勝ち上がってきたように、
パワーのいる中京で巻き返しを期待出来るだろう。以下、休養を挟んで立て直してきた
キャンベルジュニア、前走の高速馬場は合わなかった
ミエノサクシード、近走出遅れが多いがまともに出れば能力は劣らない
ロワアブソリュー。