※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。
函館競馬を締めくくると同時に、2歳世代の重賞開幕戦となるレース。デビュー間もない若駒同士の争いであり、予想のための
ファクターが少ないので難解な一戦だと言える。12年から函館開催時期が短くなったことで極端に時計が掛かることはなくなり、例年1分10秒前後の勝ち時計になる。
1.前走4角4番手以下の馬は割り引き
札幌での開催だった09年を除く過去9年で、前走4角4番手以下だった馬は1頭しか馬券に絡んでおらず複勝率は4.8%。新馬・未勝利戦で前々で立ち回れなかった馬がここでいきなり通用することはほとんどない。
2.前走上がりが最速の馬に注目
過去9年中、前走で上がり3F1位を記録していた馬が6勝を挙げている点にも注目しておきたい。これは上の位置取りのデータと合わせて考えるとつまり、同世代との比較の中で前々で立ち回るスピードとしっかりした末脚両方を兼ね揃えた仕上がり早のタイプが好走しやすいということなのだろう。
3.生まれた時期にもポイントが
過去9年で、1-2月生まれだった馬は複勝率33.3%と上々。対して3-4月生まれだった馬は複勝率18.2%。また、5-6月生まれの馬は複勝率9.1%だった。生まれた時期が早い方が成績は良い。
タイセイビジョンは阪神芝1400mの新馬戦を完勝。楽な手応えで外目を回りながら4コーナーにて先団に取り付き、直線では危なげなく後続を突き放すという見どころのある競馬だった。前半3Fが34.8と新馬戦にしてはペースの締まったレースだったので、1200mへの距離短縮には対応できそう。再度圧勝まであってもおかしくないシーンだ。
レッドヴェイパーは一頓挫あったが、仕切り直しとなった新馬戦を快勝。稍重の馬場ながら1:09.8と好時計をマークしたように素質はここに入っても上位だろう。前々で立ち回れるので安定して能力を発揮してきそう。その
レッドヴェイパーにハナ差まで迫ったのが
ケープコッド。2戦目を0.9秒差つけて完勝しているように、展開一つで逆転のシーンも。
アザワクは門別で2戦2勝。いずれも2着に1.5秒差以上を付ける圧勝で、まだまだ底は見せていない。芝に対応できそうな素軽さがあるのでここでも侮れない。以下、芝変わりが魅力の
プリモジョーカー、未勝利戦で内容が大幅に良化した
ビアンフェ、前走門別・
栄冠賞を先行して押し切った
バブルガムダンサー。