11R

天皇賞(春)

15:40発走 / 芝3200m (右 外 C) / 天候:晴 / 馬場:良
3回 京都 3日目 サラ系4歳以上 オープン       (国際)(指) 定量 13頭
本賞金:15000,6000,3800,2300,1500万円
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ラップ理論を駆使 丹下日出夫の予想

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丹下日出夫

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

2

相手

5

7

9

10

12

13

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

2

2着

10

相手

5

7

9

12

13

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

2

2着

9

相手

5

7

10

12

13

30通り 各100円

丹下日出夫の見解

【三つ巴】エタリオウは、あのライスシャワーメジロマックイーンを彷彿させる、現役屈指のマラソンランナー。3200m・淀の春に、準備万端整えてきた。

 ステイゴールド産駒だけに性格は敏感。ブリンカーや耳袋を装備し、ギアの入れ方や使える距離などを試してきたが、3歳春のダービーは0秒2差の4着。菊花賞は最速の上りを繰り出し僅差の2着と惜敗続き。全成績は[1702]、父同様、肝心かなめのところでひと押しが効かない。ただ、菊花賞の上り2Fのレースラップは10秒7-11秒3。3000mの長丁場でも楽々超高速ラップは使える心肺機能の高さを誇る。

 前回の日経賞はあくまで前哨戦。前半1000m通過は1分2秒8のスロー、後半5Fから一気に11秒台に切り替わる、逃げ馬有利の上り勝負に泣いたが、以前よりアクセルの吹けが早くなり先行策がとれたのは収穫。今度はブリンカーを浅くすると聞く。ひと叩き効果でガス抜きは完了。前走の体重は466キロ、木曜日計測は480キロ、想定通り筋肉がむりむりと盛り上がってきた。

 第一本線は菊花賞フィエールマン。おさらいになるが、前述した昨年の菊は持久力勝負というよりは、9Fや10Fの中距離に近い、極端な瞬発力決着。集団馬群でロスなく脚をため直線のコース取りがハマったのも確かだったが、ラスト3F・12秒2-10秒7-11秒3(34秒2)というレースラップを33秒9という超速ラップで一気の差し切り勝ちを決めた。

 AJCCシャケトラの無欲の強襲に屈したが、過去十年、菊花賞馬および明け4歳馬が、57キロを背負ってAJCC勝ちという例はなく、2着惜敗にまったく問題はない。ラスト4Fのラップは11秒7-11秒8-10秒9-11秒9、数字の精度も高い。

 体はまだまだ成長途上、適距離がどこかも確定していないが、それでも全成績は[3200]。天才肌のレース振りとあわせ、3200mでも不安よりは楽しみのほうが大きい。

 割って入ればユーキャンスマイル。新潟2200mの阿賀野川特別では、レコードに0秒1差の2分10秒9という快記録をマークし、菊花賞は最速の上りで3着に突入。内外にモタれたり、トップスピードに入るまでに若干時間がかかり、3000mの万葉Sはハナ差2着に惜敗したが、ダイヤモンドSは上り33秒4でイン一気。木曜日発表の体重は502キロにまで増加、数字通り充実著しい。昨年のレインボーラインの春の盾制覇に近い仕掛けと手応えを岩田も感じ取ったか。

 グローリーヴェイズも、外を回ったぶん5着に敗れたが、菊の上りは最速タイ、日経新春杯は馬群を割り強襲策を完遂した。

 経験値なら昨年の3着馬クリンチャー。海外遠征後の疲れを抜き切るのに少し時間を要したが、日経賞を叩かれ、目に見えて脚捌きが軽くなった。

 メイショウテッコンは、バトンを受けた福永が、丁寧に調教をつけ、ここ一番先行勝ちを狙う。横山典のロードヴァンドールと、お互いどう順列を組むのか。前半3Fの入りが鍵。

至高の頭脳 須田鷹雄の予想

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須田鷹雄

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
ワイド流し

4

相手

2

10

2通り 各2000円

3連複フォーメーション
1着

4

2着

2

5

10

相手

2

3

5

7

8

10

12

15通り 各400円

須田鷹雄の見解

 GI馬が1頭のみ、その▲フィエールマンが外枠に回ったという天皇賞春。絶対的な存在がいないぶん、荒れてほしいというのが正直な思いだ。

 そして、天皇賞春の人気薄激走といえば前残りだ。ただ、テンからハナへ行ってそのまま粘り込むというケースは意外になく、逃げ馬が複数いたり、それが絡み合ったりして後続が「前の馬は下がってくるだろう」と思っているときほどこじれた結果になりがちだ。

 かなり強引な穴予想だが◎ヴォージュを狙う。今回逃げ宣言しているが、実際にはメイショウテッコンロードヴァンドールがハナを巡って争う形になると見る。その3番手から早めに仕掛ける形になってもいいし、ロードがいかないようならメイショウの直後から早めに交わす形でもいい。最終的にどこかで一回大きく抜け出せばこのレースは「まぐれ残り」がある。

徹底データ分析 コンピューター予想の予想

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コンピューター予想

予想印
12クリンチャー(5人気)
9ユーキャンスマイル(3人気)
2エタリオウ(2人気)
10フィエールマン(1人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単BOX

2

9

10

12

12通り 各400円

3連単BOX

2

9

10

12

24通り 各200円

コンピューター予想の見解

各馬の上昇度・脚質・騎手・調教師・血統データを「先週最も儲かった」設定で解析。導き出された4頭の馬単・3連単ボックスで勝負!

なお、プレミアムサービス(※)にご登録されますと、中央競馬全レースで、上昇度・脚質・騎手・調教師・血統の項目を自由にカスタマイズして予想することができます。各レース情報ページの予想タブから「CP予想」にお進みいただき、ご利用ください。

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高配当もズバリ! netkeiba関西本紙の予想

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netkeiba関西本紙

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

2

相手

1

5

7

9

12

13

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

2

2着

12

相手

1

5

7

9

13

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

2

2着

1

相手

5

7

9

12

13

30通り 各100円

netkeiba関西本紙の見解

【軸信頼】誰もが知っている相手なりに負ける2エタリオウ。デムーロ騎手が3回連続で跨っても惜敗続きなのは重症。たぶん、どんな馬とマッチレースになっても負けそう。なので馬券を頭で買うのは危険だが、3連複はマルチ馬券にはこんな信頼できる存在はない。ライバルフィエールマンはローテーション、状態面に不安ありで評価が下げた。勝つ競馬をするだろうが失敗しても大崩れしないのは心強い。

 12クリンチャーは海外遠征の後遺症がそろそろ取れるころ。実際調教の動きもようやく良くなってきた。大穴なら1チェスナットコート。昨年の走りが出来れば、馬券圏内の可能性はある。

元騎手ならではの視点、展開重視 鈴木麻優の予想

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鈴木麻優

予想印
9ユーキャンスマイル(3人気)
10フィエールマン(1人気)

鈴木麻優の見解

※4/21時点での想定に基づいた予想になっておりますので、回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 京都3200メートルで行われるレースです。このコースは京都の外回りを一周半するコースで、歓声もすごい最初のホームストレッチでいかに折り合いを付けれるかがカギになります。馬もここがゴールというのも理解していますから、そこをなだめるジョッキーの腕も問われます。

 本命は、ユーキャンスマイルです。この子は菊花賞フィエールマンに0.2秒差の3着。長丁場の方がいいタイプで。大きく目立ちはしませんが、安定して走れてはいます。鞍上が前走で背中の感触をつかめているのも好印象、名門厩舎の仕上げにも期待しています。

競馬記者の決断 鈴木正の予想

鈴木正の見解

※4/20時点での想定に基づいた予想になっておりますので、回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 グローリーヴェイズに白羽の矢を立てた。日経新春杯は道中のラップを見ると流れが落ち着く間合いがなかったが、その中でポジションを上げ、加速ラップで快勝。勝てるだけの素質はあるとみる。

 エタリオウは常に何かにやられてしまうが潜在能力は上位。昨年の菊花賞フィエールマンはAJC杯2着もシャケトラ相手では仕方のないところ。見直しは可能だ。すっかり地力を付けたユーキャンスマイルも出番あり。

魅せるデータ力 伊吹雅也の予想

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伊吹雅也

伊吹雅也の見解

※4/21時点での想定に基づいた予想になっておりますので、回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 実績馬が強いレース。「“前年以降、かつJRA、かつGIのレース”において3着以内となった経験がある馬」は2013年以降[6-4-3-14]と堅実です。

 また「前走の条件が“JRAのレース”、かつ前走の上がり3ハロンタイム順位が1位だった馬」も2013年以降[3-3-2-11]と安定しています。一方「父がサンデーサイレンス系以外の種牡馬だった馬」は2013年以降[0-0-1-34]といまひとつ。今年のメンバー構成なら、フィエールマンを素直に重視すべきでしょう。

 平出貴昭の予想

平出貴昭の見解

※4/19時点での想定に基づいた予想になっておりますので、回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 ◎グローリーヴェイズは曽祖母が三冠牝馬メジロラモーヌというメジロ牧場の名門牝系。2016年、17年連覇のキタサンブラックとは、父ディープインパクトブラックタイドが全兄弟で、母系のノーザンテーストクリアアンバーリファール、ネヴァービートが共通と、血統構成はよく似ている。さらに、祖母の父メジロライアン天皇賞・春の勝ち馬メジロブライトを出している。

 ここ6年で4頭の勝ち馬を出しているステイゴールド産駒エタリオウパフォーマプロミスがいて、2頭では○パフォーマプロミスを推したい。母の父タニノギムレット日本ダービー馬で、その父ブライアンズタイム天皇賞・春を勝ったマヤノトップガンを出しておりスタミナ色が濃い。

最速予想 netkeiba編集部の予想

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netkeibaデスク

netkeiba編集部の見解

 ※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 テンポイントシンボリルドルフディープインパクトなど、日本競馬史を代表する数々の名馬がその優勝馬に名を連ねている由緒あるレース。起源は今から100年以上前の1905年。現在と同じ京都3200mで行われるようになったのは1944年のことだ。非常にタフなレースであり豊富なスタミナが要求されるのは当然だが、近年ではスピードも同時に要求されスタミナ一辺倒では攻略できなくなってもきている。

1.内枠有利

 京都の外回りコースは3コーナーに高低差約4mの坂がある。天皇賞・春はこの坂を2回通る非常にタフなレースだ。2週目の坂の下りを利用したロングスパート勝負になりやすく、道中での折り合いやスパートのタイミングというのも非常に重要になってくる。外々を回ると単純に距離損にもなるし、仕掛けどころも難しく不利となる。過去10年で一枠が5勝。圧倒的に内枠有利と言っていいだろう。昨年12番枠から差し切り勝ちを収めたレインボーラインも最後は内を突いて伸びてきた。

2.乗り替わりは苦戦

 過去10年の連対馬20頭中、継続騎乗だった馬は14頭と好成績。乗り難しいコースの長丁場ゆえ、騎手がその馬に乗り慣れているというのも一つのアドバンテージだ。昨年シュヴァルグランと2着したH.ボウマン騎手、15年ゴールドシップと1着した横山典弘騎手らも過去に騎乗した経験はあった。

3.基本的には前有利も

 最後の直線が平坦な京都。基本的には前が有利なコースだ。しかし、過去10年で4角先頭から押し切ったのはキタサンブラックビートブラックのみ。前者はGIを7勝するほどの名馬であり、後者は展開を完璧に味方につけた石橋騎手の好騎乗。逃げ切りは一筋縄ではいかないと考えておいた方が良いだろう。

 エタリオウは前走の日経賞を2着。5か月ぶりの実戦ということを考えれば上々の内容だった。スタミナに問題はないし、今回の舞台に替わるのは歓迎だろう。これまで1勝しかしていないにもかかわらず2着は7回しているというシルバーコレクターだが、それを払拭する成績を期待したい。

 フィエールマンはそのエタリオウ菊花賞で破った馬。3200mの距離がどうかという面はあるが、まだまだ底を見せておらずここでも不気味な存在だ。チェスナットコートは昨年の5着馬でこの舞台に替わるのは歓迎だろう。

 クリンチャーは休み明けに日経賞を使われここに臨む。叩いて気配は上向いており、昨年以上の結果も。以下、長距離路線で好走を続けるユーキャンスマイル、乗り変わりかネックだが昨年の菊花賞で上位馬とも遜色ない末脚を発揮しており適性はありそうなグローリーヴェイズ

前半3ハロン理論 小林誠の予想

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小林誠

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

5

相手

1

2

3

4

6

8

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

5

2着

2

相手

1

3

4

6

8

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

5

2着

4

相手

1

2

3

6

8

30通り 各100円

小林誠の見解

【波乱含み】いかにも紛れがありそうなメンバー構成。本命には、前走の日経賞が強い内容だった05メイショウテッコンを推したい。逃げではなく番手からの競馬になりそうだが、それでも問題ないのは証明済みだ。相手は、02エタリオウと04ヴォージュの2頭を上位に評価。波乱含みの一戦とみて、◎○▲の組み合わせから手広く流す3連複・3連単主体で勝負したい。

アグレッシブ予想 藤村和彦の予想

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藤村和彦

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

9

相手

2

6

7

8

10

11

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

9

2着

2

相手

6

7

8

10

11

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

9

2着

11

相手

2

6

7

8

10

30通り 各100円

藤村和彦の見解

【小波乱】ユーキャンスマイルは上昇一途。長くいい脚を使えるエタリオウケントオーはコースが変わり前進する。

“絶対数感”の持ち主 大石川大二郎の予想

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大石川大二郎

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

7

相手

2

4

5

9

10

12

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

7

2着

10

相手

2

4

5

9

12

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

7

2着

2

相手

4

5

9

10

12

30通り 各100円

大石川大二郎の見解

平均値は1位から11位までが5差内。前走値にしてもほとんどが100台。つまり差がほとんどないといってもいいメンバー。指数は順調に機能するわけでもないレースでコレでは悩みも増す。しかし両方ともにトップなのが◎グローリーヴェイズ。ならばここから入ってみたい。相手には前走値高い○フィエールマン、▲エタリオウ、☆メイショウテッコン。あとは一発ありそうな馬を△でチョイスしていく。

元祖“情報” 田沼亨の予想

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田沼亨

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

10

相手

2

5

7

8

9

12

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

10

2着

9

相手

2

5

7

8

12

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

10

2着

2

相手

5

7

8

9

12

30通り 各100円

田沼亨の見解

休養明けになるが出走態勢は整った10フィエールマンが有力。菊花賞馬で長丁場はピッタリ。決め手を引き出せればGI2勝目は当確。次位は9ユーキャンスマイルで典型的なステイヤーでパワーアップが見込めるなら見逃せない。▲は2エタリオウで勝ち味に遅いが長くいい脚が使えるので好走は必至。

 佐藤直文の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連

2

-

10

1点 3000円

馬連流し

2

相手

5

7

2通り 各2000円

馬連流し

2

相手

4

6

9

3通り 各1000円

佐藤直文の見解

 5歳以上勢の大将格となるはずだったシャケトラが残念なことになり、ハイレベルだった菊花賞に出走した4歳勢の優位は揺るぎないものとなった。そればかりか、菊の上位入線馬だけでなく巻き返しを期す馬たちとの比較でも、そこに割って入るだけの既成勢力が見つからず、印上位5頭は全て4歳馬。あとは、その順番をどうするかだ。

 瞬発力勝負になりがちな菊花賞と違って、天皇賞がスタミナ勝負となりやすいのは、2周目の向正面から各馬が早目に動くことが多いため。菊花賞組が中心のメンバー構成でも、流れや展開は当然違ってくる。ジョッキー同士の駆け引きもかなり見ものとなるだろう。

 ◎はエタリオウ菊花賞は絶妙のタイミングで仕掛けたが、人気的に気楽な立場のフィエールマンに内から出し抜けを食らってのハナ差惜敗。しっかり敵と認識してのレースなら逆転できると見た。

 相手はフィエールマンが大本線となるが、3番手は大外枠の不利がなければ着順も上がったと思えたグローリーヴェイズ、4番手も自分のリズムで運べなかったメイショウテッコンユーキャンスマイルはその次で、5歳以上勢からは、ヴォージュカフジプリンスまでとした。

厳選予想 ウマい馬券