※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。
阪神JFの前哨戦。
アルテミスSが創設されてからはメンバーが分散するようになり以前ほど頭数が揃わなくなっていたが、今年は1週前時点で18頭が登録しており多頭数での競馬になりそうだ。昨年本レースを
ステップとして阪神JFを制した
ダノンファンタジーに続き、ここからGIでも活躍していく馬が果たして出てくるか。先を見据える上でも楽しみな一戦となるだろう。
1.速い上がりが要求される
最近5年間のレースの上がり3Fは、古い方から順に34秒4、34秒2、34秒5、34秒9、34秒2。いずれも前半より後半が速い後傾ラップとなっている。勝ち切るためにはスピードよりもキレ味、瞬発力が重要になってくる。
2.多頭数経験
過去10年、前走頭数が12頭以上だった馬は[9-7-5-67]で複勝率23.9%と上々なのに対し、前走頭数が11頭以下だった馬は[1-3-5-45]で複勝率16.7%。多頭数を経てきた馬の方が好成績となっている。一般的に少頭数より経験値を得られやすい多頭数のレースを経てきたことは、若駒同士の重賞においてアドバンテージとなる。
3.距離短縮組が優勢
過去10年で、距離短縮組が[5-5-2-18]で複勝率40.0%と非常に優秀な成績を残している。なお、距離延長組は複勝率19.0%、前走も1400mを走っていた馬は複勝率14.3%。1400mにしては前半がゆっくりの後傾ラップになりやすいことから、1400mより長い距離を経てきた経験が活きやすい。
クリアサウンドは
新潟2歳Sで4着。最後の直線でキレ負けこそしたが、外目が伸びる馬場の内目から上がり3位の33秒6の末脚で走破しておりマイルで現状の能力は発揮できた上々の内容だったと言える。1400mに距離が短縮するのはプラスで、これまで内にもたれる面があったので右回りに変わって更にパフォーマンスを上げる可能性もある。
マジックキャッスルは新馬戦をノーステッキで快勝。2戦目は勝ち馬の決め手に屈したが、負けて強しの内容だった。この馬にとっても1400mへの距離短縮は魅力で、今回も上位争いを期待できるだろう。
エレナアヴァンティは
新潟2歳Sで5着。終いバテてしまったのが気掛かりではあるが、目標にされた影響も少なからずあるだろう。控える競馬で見直したい。
ヤマカツマーメイドはここと同条件の
りんどう賞を勝利。馬群を割って抜け出す強い内容だった。多頭数に変わるのはマイナスなだけに、スムーズに立ち回れるかどうか。以下、前走内容からして平坦の京都が合いそうな
シャレード、前走内容に見どころがあり京都変わりプラスの
ベッラヴォルタ、キレ味勝負だとどうかもマイペースで粘り込みを図る
ケープコッド。