※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。
秋競馬最初の2歳重賞として10月に行われていたのが、14年に
朝日杯FSの前哨戦として施行時期が11月に繰り下げられた。2歳重賞としては数少ないGII戦で、後のGI馬を多く輩出してきた伝統の一戦でもあるが、同時期の2歳重賞にメンバーが分散するようになってからはやや重要性は薄れつつある。
1.前走の格は関係ない
過去10年で、前走新馬か1勝クラスだった馬は連対率20.6%なのに対し、前走オープン以上だった馬は連対率15.2%。下級条件だった馬の方が若干成績が良く、素質があれば前走の格は全くの問題にならない。なお、連対馬20頭は全てキャリア3戦以下だった。
2.差す競馬ができるか
過去歴を見ると逃げ・先行馬の活躍が目立つが、それは少頭数になることがほとんどであることが影響している。過去10年間で前走逃げていた馬は[0-1-2-14]と不振。京都外回りマイルは上がりの脚が必須で逃げ一辺倒では通用しにくく、差す競馬を経験してきた馬の方が好走しやすい。
3.秋競馬に使われている馬が中心
レースの施行時期が移動してからの5年間で、夏のローカル以来の臨戦で連対したのは15年2着の
シュウジと昨年1着の
アドマイヤマーズのみ。いずれも断然1番人気に推されていた。秋の中央場所は多くの素質馬がデビューする舞台でレースレベルも高くなっており、ローカルから休み明けで挑む馬にとっては超えるべきハードルは低くない。
インザムードは阪神芝1600mでデビュー勝ち。内の2番手に控え、直線軽く促されると早々と先頭に立って押し切る内容で、2着には2.1/2馬身差を付け完勝した。過去10年、阪神芝1600mの新馬戦で1分35秒0を切る時計を出し優勝したのは、本馬と現在2勝クラスの
コスモインザハート、そして15年の本レース覇者
エアスピネルの3頭しかおらず、前評判はそこまで高くないがここでも通用するだけの素質はありそう。
レッドベルジュールは阪神芝1800mの新馬戦で上がり33秒8をマークしており、ここなら末脚上位だろう。ただ、休み明けがあまり活躍していないレースであるので、本命視はしにくい。
ペールエールはここが試金石。新潟は他場に比べ上がりが出やすいので、
新潟2歳Sでマークした33秒1という数字を鵜呑みに出来ない面がある。
サクセッションは前走強い内容も、ここに繋がる競馬だったかと言われれば疑問。道中我慢する競馬が出来れば。以下、良血で素質高い
ライティアまで。