【一等星】エイシンデネブが飛んでくる。3歳夏、小倉1200mの由布院特別を1分6秒9、後続を0秒6差と切り捨てたこともある好素材。馬体減など体調整備、追い込み一辺倒な脚質もあって、重賞参戦までに回り道もしたが、オパールS2着でオープン突破は見えた。鞍上は藤岡康、気風の良さも合う。

　馬体を併せるようにして、連れてリナーテが強襲。スプリンターズSはGI。急坂の中山では思うような競馬をさせてもらえなかったが、京都の6Fなら競馬の風景はガラリ一変。

　スプリンターズS2着のモズスーパーフレアのスピードはもちろんリスペクト。ただし、牝馬の56キロは微妙。アウィルアウェイ、アイラブテーラー、ライトオンキュー、ファンタジストなど、波乱の要素あり。

　京阪杯は前半のスピードがある馬を買いたいレース。その馬が差しに回ってもOK。ただ今年は近1年の芝1200mで前半の速いタイムを出してきた馬といえば◎モズスーパーフレア。人気なので連対前提の3連単で、1着のほうを厚く。

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【混戦模様】前々走で、スプリンターズSの勝ち馬と差のない競馬をしている13リナーテ、モズの速さには一目置かないとダメな代わりに、ペースは相当早くなりそう。軸には脚を溜めるタイプの方が安心。同様の理由で決め手鋭い15エイシンデネブが相手。2キロ増になるが、その分展開は向くはず。12アイラブテーラーは勢いで。

※11/17時点での想定に基づいた予想になっておりますので、回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　京都芝1200mで行われるレース。短距離戦で差しも決まるコースではあるものの、軸にするならやはり前に行ける子から買いたいです。

　本命は、モズスーパーフレアです。前走はG1のスプリンターズステークスで2着。ハイペースで差し馬に有利な展開で勝ち馬に2分の1馬身差の僅差のレースでした。このレースぶりですから、やはり前に行ければしぶとく、今回のメンバーなら期待は大きいです。

※11/15時点での想定に基づいた予想になっておりますので、回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　スプリンターズS2着のモズスーパーフレア。トモがしっかりと張り、2着に逃げ粘った前走が最高潮の出来で、そこからどれだけ維持しているかが鍵だが、ここでも主役候補であることは明らか。

　ナックビーナスも潜在能力は相当。間隔が空いても問題ないタイプ。アイラブテーラーは5戦4勝でついに重賞挑戦。これまでの相手とは全く違うが食らいつく。リナーテはGIIIなら崩れないタイプだ。

※11/17時点での想定に基づいた予想になっておりますので、回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　血統に注目したい一戦。「父がノーザンダンサー系種牡馬だった馬」は2010年以降[3-2-6-19]と比較的堅実です。一方「父がノーザンダンサー系以外の種牡馬、かつ前走の着順が5着以下だった馬」は2010年以降[2-0-2-69]と苦戦していました。

　今年のメンバー構成なら、父にノーザンダンサー系種牡馬を持つライトオンキュー、カラクレナイ、前走が好内容だったモズスーパーフレアあたりに注目すべきでしょう。

　ただし「枠番が5-8枠だった馬」は2010年以降[0-3-4-76]。圧倒的に内枠有利なレースですし、枠順次第で柔軟に構えるべきだと思います。

※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　連続GIが終わった京都開催のオーラスを飾るスプリント重賞。サマースプリントシリーズから続いた1200m重賞路線がスプリンターズSで一段落し、それ以来初めてのスプリント重賞ということで、翌年に向けた短距離路線の出発点とも考えられるレースである。

1.先行有利

　京都芝1200mはスタート直後に上り坂があるため、他コースに比べれば前半のペースが上がりにくい傾向がある。よって狙うべきは、先行力を持ち好位で器用に立ち回れる馬。なお、過去10年の勝ち馬のうち9頭は4角5番手以内だった。

2.サンデー系の人気馬は当てにならない

　父サンデーサイレンス系の上位人気馬が凡走するケースが多い。例えば、昨年は3番人気のディープインパクト産駒アレスバローズが10着、一昨年は1番人気のダイワメジャー産駒ソルヴェイグが9着、2014年は1番人気のディープインパクト産駒レッドオーヴァルが9着となっている。

3.近年は前走重賞組の存在感が増す

　10年から14年まで5年連続で前走オープン特別以下のクラスを走っていた馬が勝利していたが、ここ4年連続で前走重賞だった馬が勝利している。また、以前は前走重賞だった馬が馬券に絡むのはせいぜい1頭という年が多かったが、ここ3年連続で前走重賞だった馬が2頭以上3着以内に入る結果となっている。

　ライトオンキューは前走キーンランドCで4着。テンで後手に回ってしまったが、最後は上位に勝るとも劣らない勢いで差し込んできた。敗れた相手はGI級のダノンスマッシュとタワーオブロンドン、そして今回再戦するリナーテであり、人気薄ならば狙いは立つ。また、最終週の荒れた馬場も歓迎だろう。2・3走前のような好位で立ち回る競馬で好走を期待したい。

　エイシンデネブは休み明け以降2戦の末脚が重賞級。前有利になりがちな当レースだが、ここでもこの馬の末脚の性能は抜けているように思えるため高く評価。アウィルアウェイは前走内容が上々。抜け出す際の一瞬の脚はここでも大きな武器になるだろう。

　カラクレナイは荒れた馬場歓迎。前走は先頭に立つのが早すぎたので、それを踏まえてもうワンテンポ待てれば前走以上の着順も狙える。以下、京都変わりプラスのダイメイフジ、使い詰めがどうかも近走堅実に先行できるようになっているファンタジスト、条件微妙も地力上位のモズスーパーフレア。

【混戦模様】52キロだったとはいえ、前走の勝ちっぷりがじつに鮮やかだった11アウィルアウェイ。斤量は1キロ増えるが、ここでもいい差し脚を見せてくれそうだ。この中間の動きも良好で、連勝を期待。相手は、07カラクレナイと08ダイメイフジの2頭を上位に評価する。混戦模様とみて、◎○▲の組み合わせから流す3連複・3連単主体での勝負をオススメする。

【小波乱】ファンタジストは条件が合う。力をつけているカラクレナイ。ダイメイフジはレースがうまい。

平均値などアテにならない代表レース。前走値と距離指数でのピックアップをしていく。まずはコース値微妙な▲モズスーパーフレアを下げて、前走値&距離値&コース値もまずまずの◎ライトオンキューを軸抜擢。相手には○アイラブテーラーを。次点に☆ファンタジスト。△には人気ないほうを優先して入れていく。

3連勝中と勢いに乗る12アイラブテーラーが有力。伸びシロは十分で身上の末脚が発揮できればチャンス。次位は15エイシンデネブで他力本願だが能力的にソン色はない。▲は14モズスーパーフレアで積極策から押し切りは十分。