※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。
近い日程で地方交流の日本テレビ盃と白山大賞典があるため、メンバーは分散する。JRAのダート重賞としては最長の2000mでゴール前に坂がある阪神コースというタフな舞台設定だが、強力なメンバーはそれほど揃わず、またハンデ戦のため混戦になりやすいというのが
シリウスSの特徴である。
1.芝実績がカギ
昨年2着の
ウェスタールンドは1000万下を芝で勝ち上がっていた。他にも、16年、17年に馬券に絡んだ
ピオネロ、15年の勝ち馬
アウォーディー、11年の勝ち馬
ヤマニンキングリーらはそれまで芝で活躍していた。ダート重賞だが、芝に実績がある馬が走りやすいレース。
2.逃げ馬は苦戦
過去10年で、逃げて連対したのは16年1番人気で1着した
マスクゾロのみ。その
マスクゾロも、同じく逃げた17年は1番人気で7着に敗れている。逃げた他の延べ8頭を見ても、自身の人気より上の着順だったのは一頭のみ。逃げて実績を残してきた馬は信用できない。
3.前走好走馬を信頼
過去10年で、前走掲示板を外していた馬は[1-3-3-58]で複勝率10.8%と不振気味。ハンデ戦ではあるが、前走冴えなかった馬がここで巻き返してくるケースは多くない。なお、前走6着以下で馬券に絡んだ7頭中1頭は芝からのダート代わり、3頭は道悪馬場から良馬場変わりと、条件自体が一変していた。
ロードゴラッソは前走
マーキュリーCで道中常に外々を回す競馬。4着だったがスムーズさを欠いたことを考えれば、地力負けではない。2000mという距離自体は問題なく、また2月の
伊丹Sで圧勝しており阪神の適性は折り紙付き。前走内容を踏まえて今回は中団でじっくり構える競馬をしてくるだろうし、巻き返しは必至と見た。
アングライフェンはいつも展開待ちの面はあるが、ハマれば非常に強い内容で走れる馬。今回は差しの決まりやすい
シリウスSであり、一発の期待は十分に持てるだろう。
モズアトラクションは
エルムSで初重賞制覇も、展開が完全に向いた面もあった。距離延長は問題なく、今の勢いは侮れないが今回は妙味がない。
ジョーダンキングは阪神2000mがベスト条件。大型馬にしては器用に立ち回れるタイプで、内枠を引ければここでも怖い存在だろう。以下、外に出せれば確実に差を詰めてくる
ナムラアラシ、叩き良化型で相手なりに走れる
メイプルブラザー、前走はさすがに忙しすぎたグリム。