※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。
阪神Cは定量戦であり、1着賞金は6700万円。位置付けとしてはGII以上GI未満と言ったところだろう。マイルとス
プリント、それぞれの路線から有力馬が集まり毎年レベルの高いレースとなるが、過去10年で1番人気は1回しか連対しておらず、中々すんなりとは収まらない。
1.大型馬優勢
過去10年、馬体重500kg以上の馬が[8-3-4-54]で複勝率21.7%なのに対し、500kg未満の馬は[2-8-5-89]で複勝率14.4%。また、1番人気で3着以内となった2頭はいずれも500kg以上、1番人気ながら4着以下となった8頭中7頭は500kg未満だった。
2.前走馬券圏外の馬に妙味
過去10年の勝ち馬で前走からの連勝を果たしたのは2頭のみ。他の8頭中7頭は前走4着以下からの巻き返しだった。中には、前走13着から一変した
キンシャサノキセキ、前走10着から巻き返して優勝した
リアルインパクトなどがおり、実績があれば前走内容はそこまで気にしなくて良いだろう。
3.前有利の傾向
過去にはゴール前でがらりと隊列が一変して差し馬が台頭するケースもあったが、近年は差してきてもせいぜい1頭のみというケースが多い。過去5年で4角10番手以下から差し込んできた馬は3頭しかおらず、着順は2着1回に3着が2回となっている。
ロジクライは前々で立ち回ってこその馬であり、しぶとさを活かしやすい内回りコースに変わるのはプラスだろう。ここと同条件の
阪急杯で、スタート後寄られてやや後手に回りながら3着した実績もある。前走は道中掛かりながら外々を回る厳しい競馬、かつ馬場も特殊だったので参考外で良い。スムーズに先行できれば巻き返せるだろう。
マイスタイルは京都から阪神に変わるのも、外回りから内回りに変わるのもプラス。ス
プリント路線の先行馬との兼ね合いがカギとなるが、登録を見る限りここも先手を取れるのではないか。
スマートオーディンは前走案外も、重賞勝ちのある舞台なら見直す余地はあるか。ただ、高速馬場向きだろうし当日の馬場はカギ。
フィアーノロマーノは前走の
マイルCSで直線入り口までは見どころがあった。2戦2勝の阪神1400mで改めて期待したい。以下、時計の掛かる馬場なら台頭可能な
グァンチャーレ、芝変わり歓迎の
グランドボヌール、出脚付けばまだまだ上位に来る能力はある
レッツゴードンキ。