【練磨してきた】
トラストケンシンは典型的な
サウスポー、この組み合わせなら立ち回りひとつ。全3勝はすべて左回りの東京。マイルを1分33秒5で一気差し、2400mで2勝をあげており、53キロという軽量ながら、GII
アルゼンチン共和国杯は0秒3差の5着に肉薄した実績もある。二走前の
むらさき賞は0秒3差、江の島Sは最速の上りで4着。左回りはどの距離でも自在なレース運びで小差のレースを繰り返してきた。叩き三戦、ローテーション的にも今回が絶好の狙い目だろう。
対抗は
ダンスディライトの血統とポテンシャル。
母ダンスインザムードは
桜花賞、
ヴィクトリアマイル優勝。兄姉にGI馬がズラリと並ぶ日本屈指の名族。ただ、性格はおっとり、エンジンのかかりが遅く、レース前半はドキドキもの。しかし四走前の再度山特別では1分47秒9・上り32秒9をマーク、スローの上り勝負にも対応がかなった。先着を許した
ブラヴァスは7月の
七夕賞を2着するなど、その他のレースでも重賞掲示板クラスの強敵を相手に奮戦してきた。前走の能勢特別はHペースの前崩れも味方したが、調整期間を設けたことで体調もアップ。中間さらに身体の艶が増し、四肢の踏ん張りも一段と力強くなっている。ただ、2200mは直線の短い内回り、追い込み届かずの危険性もはらんでいる。
逆転があれば
ダイアナブライトの機動力。近3戦で2勝をダートで上げているが、初勝利は牡馬混合の阪神・芝1800mだった。2000mでも2着2回、現3歳の弟
ワーケアは
弥生賞2着、平坦の新潟なら芝でも好勝負が期待できる血統馬だ。
ローズテソーロの変わり身にも注目。久々とはいえ前走が少し負けすぎだが、
秋華賞に駒を進めた好素材、新潟にも勝ち星がある。去年とはメンバー構成が異なるが、
ノチェブランカは前年の
日本海S2着馬。
アストラサンタンは新潟コース[0120]、内回り向きの先行力は魅力。