【加速力上位】
ヴィッテルスバッハの決め手重視。能力の原点は東京1600m。3歳2月当該マイルを、上り32秒9という超高速ラップで2勝目をあげた。コーナー4つの中山マイルは追い込み届かずの3着に終わったが、GII・ニュージーランドTを最速の上りで3着に突入。NHKマイルは15着と力尽きたが、夏場を充電にあて復帰緒戦の
甲東特別では32秒7という最速の上りを計測。
舞台を東京に移した前走は、11秒4-11秒2-11秒5(3Fは34秒1)というレースラップを33秒0で直線ひとのみ。着差はわずかながら加速度合は桁がひとつ違っていた。牡馬にしては460キロ前後と小柄、前走後ここ一本に身体造りを整えてきた。
対抗は
スイープセレリタス。本命と同日、現級の
ユートピアSを1分33秒0で2着と好走。道中のラップや切れ味は本命が少し上。まだ腰に緩さなどあり現状距離もマイルがギリギリだが、
母スイープトウショウは、
秋華賞優勝、牡馬相手に
宝塚記念を一気差し。血統的にも、まだ進化の余地を残している。
アントリューズも差はわずか。東京1600mは、
紅葉S・1分32秒0(3着)という好記録も含め[3010]。1Fが長い1800mでも、前走
ウェルカムSで最速の末脚を繰り出している。
折り合えば
ウーリリが不気味。幼さが抜けず、がむしゃらに走りすぎるところはあるが、GIII・
毎日杯2着連対歴がある好素材。
ルーカスは、あの
モーリスの全弟。幾度か成長期間を設けたことで、フォームが徐々に固まってきた。終い一手だが、展開が向けば
トーセンブレスの決め手。
リカビトスは昨年の
節分Sをテッポウで2着した。