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オークスの布石】中心は
リリーピュアハート。新潟・芝1600mの新馬戦は2着惜敗。しかし上り33秒5はマークした。馬体を微調整、10月26日の京都・芝1800mの未勝利戦は、硬さもとれ体のラインがスッキリ。1000m通過は1分3秒6のスロー。重馬場を気遣い、レースが動き始めたのは三分三厘。12秒0-11秒5-11秒6(3Fは35秒1)というレースラップを、34秒9の上りで、三番手からあっという間に2馬身半と突き抜ける完勝。兄
ヴァンキッシュランは
青葉賞勝ち、現4歳
セントレオナードも10F、12Fで勝ち星をあげている。ちなみに前走は同日、9Rに萩S(2歳L)が組まれており、その勝者
ヴェルトライゼンデの上りラップは12秒2-11秒2-11秒3(34秒7)。決め手だけならはほぼ互角。
対抗は
ヴォリアーモ。こちらもデビュー戦、中山・芝1800mは1000m通過が65秒2という超スロー。道中きょろきょろ、直線スペースのないところに鼻面を突っ込み、結果ブレーキを踏むハメになってしまったが、二戦目の東京・2000mは心身ともに前進。本馬場入場の際、くるくると逆回転、返し馬であられもない方向へ飛んでいきかけたのはご愛敬(笑)。先頭馬を意識しつつ、4コーナーから直線入り口にかけ、気を抜かせないよう一気に首位。走破タイムは2分1秒7。尾っぽを振り回しつつも、遊ばせないよう、上り3F・推定11秒2-11秒4-11秒3(33秒9)で、最後まで厳しく追った。
割って入れば
ヴィズサクセス。新馬戦は2着惜敗、二戦目は時計も上りも一気に更新。血統はマイラーよりだが、思った以上にスタミナがある。
アルサトワは、馬場に恵まれたにせよ、前走は2着に0秒7差圧倒。スタミナ勝負を狙っての東上。
クロスザルビコン、
サトノシャロームも連下に押さえておきたい。