【どうにも止まらない】3歳馬
ウルトラマリンのスピード指数が走る度にアップ。キャリアは9戦、全成績は[4113]。勝ち星のうち1400mで3勝をあげているが、非凡なスピードを活かすべく、
前回の上越Sでは1200mに距離を短縮。前半3Fを32秒8という芝並みの超Hペースで逃げ馬が飛ばしたため、好位に控える形になったが、馬込みでも我慢が効き、直線に入ると、鞍上の指示に即座に反応。瞬く間に先行勢を交わす楽勝を決めた。6Fという短い距離で3馬身半という着差は大差に近く、走破タイムは1分10秒0。
ちなみに翌週のオープン・
NST賞は、前半3Fのラップは34秒1、決着タイムは同じ良馬場で1分10秒2。着差など含め比べてみると、明らかに上越Sのほうがレースの精度は高い。斤量は再度52キロ、適度に間隔をあけアフターケアも万全。坂コースの阪神に勝ち星があり、中山の6Fにも不安は少ない。
当面の目標は
NST賞2着の
ヒデノヴィーナス。4歳ながらダートキャリアは[4322]と、まだ底を見せていない。オープン戦は三走前・
大和S2着、
NST賞は470キロに馬体をビルドアップし、0秒1差の2着に食い下がった。中山1200ダートにも1分9秒9という良質な勝ち星があり、54キロ替わりでも好勝負必至。
ルッジェーロはブリンカー再着用が作用したのだろう。12番人気という人気薄ながら
NST賞を3着に入線。ただ、前回あたりから坂路調教時計など、高数値が出るようになり、状態そのものも上昇気配にあった。
リュウノユキナも小差。春先56キロの斤量で、
京葉Sを1分9秒5・勝ち馬から0秒3差の4着に食い込み、オープンでの立ち位置は示した。
昇級になるが、
サザンヴィグラスは対抗の
ヒデノヴィーナスと中山の
アクアラインSで首差の戦績がある。前走は少し負けすぎだが、
レッドアネラの地力と変わり身要注意。