【軸不動】ルナベイルは血統背景優秀で今週は抑えきれない手応えで先着と活気も十分。潜在能力非凡で初戦勝ちを見込む。ヴォリーダも追われつつ素軽さ出ており身のこなしにセンスの良さがうかがえる。ホウオウサンデーはチップでは動ききれないも芝の実戦で力発揮が可能。ベルウッドエオは反応良化し上位の候補。フィニステラも乗り込み十分で、ベストコレクトパリやヴィアッジョなども侮れない。

【悠々】ルナベイルの血統魅力。兄バンドワゴンは4勝(きさらぎ賞2着)、怪物級の迫力にたまげた。全兄スワーヴリチャードは、ダービーは逃したものの、大阪杯、JC優勝。栗毛の兄と違って毛色は黒鹿毛。ただ、骨格は大きく、510キロ近くの悠々とした牝馬。成長を促しながらここまで待ったが、中山2000mを一発で突破すれば、見えてくる景色がある。

　強敵はベルウッドエオ。サイズは450キロとコンパクト。南Wの動きも水準以上だが、最終追い切りの坂路は、吉田豊Jが跨り、終い1F・11秒8が出た。クリスタルハートは、清水厩舎のハードトレにもよく耐え、CWで好タイムを連発。

　まだ攻めてはいないが、ヴォリーダのしなやかさ。ホウオウサンデー、ヴィアッジョ、シスターズドリームも連下なら。

【波乱含み】12ホウオウサンデーは差し脚を長く使えそうで、初戦から注目できそう。17ヴォリーダもいきなりから動けるとみて首位争いに期待する。13ルナベイルも素質的に互角以上で流れに乗れれば勝機あり。1ナンヨーインディゴも乗り込み順調で上位争いに加わってきそうだ。8クリスタルハートは条件的に微妙だが、差し脚を秘めていそうで連下にマーク。6ベルウッドエオは底力がいきる流れになればチャンスあり。

まったくダメそうな馬は少ない。上位数頭。そこに2番手グループが大勢いるというようなイメージ。鞍上の能力で決まるんじゃないか。まあ人気になりそうな◎ルナベイル筆頭でいいだろう。そこからの相手探し。適性も重視していく。

大型馬だが動きは俊敏の13ルナベイルを推す。GI馬スワーヴリチャードの全妹と血統背景の魅力はある。額面通りなら期待できる。対抗は8クリスタルハートで動きは水準以上で差はない。