11R

高松宮記念

15:40発走 / 芝1200m (左 B) / 天候:晴 / 馬場:重
1回 中京 8日目 サラ系4歳以上 オープン       (国際)(指) 定量 18頭
本賞金:13000,5200,3300,2000,1300万円
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ラップ理論を駆使 丹下日出夫の予想

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丹下日出夫

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

8

相手

1

3

6

9

14

18

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

8

2着

9

相手

1

3

6

14

18

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

8

2着

6

相手

1

3

9

14

18

30通り 各100円

丹下日出夫の見解

【絶対スピード】週末は雨、馬場適性も問われる高松宮記念になりそうだが、グランアレグリアの絶対能力とスピード指数をまずは信頼。

 2歳6月のダービー翌週、東京マイルの芝・1600mを1分33秒6という出色のタイムでデビュー勝ち。新馬スタートの時点から、ずば抜けた速力を誇り、続くサウジアラビアRCを連勝。志は高く、牡馬混合G1・朝日杯FSアタックをかけたが、今思えば482キロという造りは少し緩かったかのなぁ…。アドマイヤマーズの鼻息荒いぴったりマークにもあい走りが委縮、3着に失速したが、桜花賞は476キロにシェイプアップ。前半少しリキむシーンなど見受けられたものの、1000m通過・59秒4のスローにも我慢。後半4Fから11秒7にレースピッチを上げ、3F目は10秒8というHラップを早々に先頭。上り3Fは10秒8-11秒0-11秒5でフィニッシュ(33秒3)。1分32秒7は堂々の桜花賞レコード、前年のあのアーモンドアイの優勝タイムを軽々と0秒4ほど追い越してみせた。ただ性格は敏感。NHKマイルは道中周囲を囲まれ身動きできないまま、あわてふためき降着。

 マイルでは緩ペースという落とし穴もあるし、思えばルメールが、桜花賞のあと何度か、口を開くとまず最初に、「スピードがある」――スプリンターの素養が高いことを語っていた。7Fの阪神Cチョイスは、最強スプリンターへの一里塚。前半3F・33秒9-1000m通過・56秒6というミドルペースを中団でガッチリと我慢。上り3Fは11秒4-11秒3-11秒5(34秒2)というレースラップに対し、自身のソレは33秒5。残り2F目近辺・推定11秒0-11秒1という猛ラップでギュンギュンと加速。1200m通過・1分7秒9地点の速力がマックスだった。道悪適正だけは正直わからないけれど、距離短縮は不安よりも魅力の方が断然大きい。

 強敵は同じ藤沢厩舎タワーオブロンドン。若馬時代は朝日杯FS3着、アーリントンC優勝など、型にはめないよう、マイル路線も歩ませたが、昨年春の京王杯SCで7Fに距離を短縮。1200m通過・1分7秒6というタフな流れを踏み、1分19秒4でレコ勝ち。短距離路線の感触をここでつかんだ。函館SSは58キロ、加えてスロー。キーンランドCダノンスマッシュの後塵を拝したものの、セントウルSは1分6秒7のレコードで悠々の楽勝、6Fの走りはこれで手の内に入った。スプリンターズSの1分7秒1は、過去十年ではロードカナロアの1分6秒7に次ぐ第2位。前後半の3Fのラップ・33秒6-33秒5という数字構築からも、万能性と地力の高さを読み取ることができる。オーシャンSは、言い方は悪いが、GIへのステップレース。すべてに前進が見込める、内容のある3着だった。

 タワーと激しいライバル争いを演じてきたダノンスマッシュも、5歳春、完成域に入った。スプリンターズSは、枠は2番。外に持ち出すタイミングが遅れ、追い込み届かずの3着に終わった。香港スプリントは、テンションも高く、タフな芝にも泣いたが、オーシャンSは体重の数字こそかわらないが、張りや艶がスプリンターズS時から大幅に進化。フットワーク、ギアチェンジにも小さな隙がなくなった。父ロードカナロアの軌跡を追い、いざGI奪取へ挑む。

 まとめて負かせばノームコア。昨年のヴィクトリアマイルは、安田記念を0秒4上回るコースレコードで一気差し。富士S勝ちのあとは香港マイルアタックをかけたが、マイルCSへ参戦すれば、ひょっとしたらインディチャンプ以下もなで斬りにしていた?6Fは初めてだが、週末は雨、パワー馬場は必至。スピードよりはマイルGI馬の底力が問われる競馬になれば、外一気の強襲も十分ありえる。

 ダイアトニックも、京都7Fに1分19秒6の勝ち鞍があり、京都金杯2着で単なるスピード馬を超えるパワーを確認。降着にはなったが、阪急杯は6Fを念頭に、好位からの競馬を試せた。2018年度のマイルCSの覇者ステルヴィオも、今年の春は阪急杯を助走とし、1200mの高松宮記念へ全力投球を表明。ふたを開ければ、父ロードカナロアの正統後継者は実はオレだった?モズアスコットは、オーストラリア遠征を断念、仕上げが少し遅れた。ただ週末は雨、重馬場になれば出番は十分。馬は目下自信満々、矢作師はGI機会3連勝中。やはりなにかもっているかもしれない(笑)。

至高の頭脳 須田鷹雄の予想

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須田鷹雄

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連流し

2

相手

6

9

2通り 各500円

3連複軸1頭流し

2

相手

1

3

6

8

9

14

15通り 各600円

須田鷹雄の見解

 前売りで思いのほか売れているのがグランアレグレア。それにダノンスマッシュタワーオブロンドンが続いているのは予想通り。まあまあ人気割れしているのでこのあたりの人気馬から入ってもいいのかもしれないが、既にもっと高配当を狙う方向で予想を決めてしまっていた。

 最初は○タワーオブロンドン、▲ダノンスマッシュでいいかなと思っていたのだが、これまでさほど好成績でもないオーシャンS組と心中するのは気が進まないとも考えていた。また△グランアレグリアのように、条件替わりのリスクがあるのに人気というパターンも個人的には積極的に買いたくはない(条件替わりでも人気薄なら別によい)。

 そこで、◎アウィルアウェイまで踏み込んだ。中京改修後に成績上昇中のシルクロードS組。前走もハンデに恵まれたわけではない。

徹底データ分析 コンピューター予想の予想

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コンピューター予想

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単BOX

6

9

14

15

12通り 各400円

3連単BOX

6

9

14

15

24通り 各200円

コンピューター予想の見解

各馬の上昇度・脚質・騎手・調教師・血統データを「先週最も儲かった」設定で解析。導き出された4頭の馬単・3連単ボックスで勝負!

なお、プレミアムサービス(※)にご登録されますと、中央競馬全レースで、上昇度・脚質・騎手・調教師・血統の項目を自由にカスタマイズして予想することができます。各レース情報ページの予想タブから「CP予想」にお進みいただき、ご利用ください。

※netkeiba.comのスマートフォン版・競馬総合チャンネルでは、プレミアムコースにご登録されますとご利用頂けます。

攻めの予想 netkeibaローカル本紙の予想

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netkeibaローカル本紙

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

9

相手

3

8

11

12

17

18

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

9

2着

8

相手

3

11

12

17

18

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

9

2着

12

相手

3

8

11

17

18

30通り 各100円

netkeibaローカル本紙の見解

【実力伯仲】前走は58キロに加えて、中間も順調ではなかった9タワーオブロンドン。それでも大崩れしなかったのは地力の高さの証明。ここはスプリント王の威厳を保つ。逆転があるなら同厩舎の8グランアレグリア。勝つときは圧倒的な力差で押し切っているだけに、接戦になったとき未知数も力の違いを見せるかも。一発あるなら、天気が味方しそうな12セイウンコウセイ

元騎手ならではの視点、展開重視 鈴木麻優の予想

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鈴木麻優

予想印
9タワーオブロンドン(1人気)
14モズアスコット(5人気)

鈴木麻優の見解

※3/22時点での想定に基づいた予想になっておりますので、回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 春のスプリント王決定戦。ダート戦に路線を変えて抜群の適性を見せ、フェブラリーSを制したモズアスコットの参戦で面白いレースになりそうです。

 本命はタワーオブロンドンです。前走のオーシャンSでは、直前の追い切りでかかってしまい調整がうまくいっていませんでした。それでも重賞で3着以内に入ってこれるのはやはり力が抜けているから。前回は度外視できるでしょう。

競馬記者の決断 鈴木正の予想

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鈴木正

鈴木正の見解

※3/21時点での想定に基づいた予想になっておりますので、回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 オーシャンSで3着に敗れたタワーオブロンドンだが、いかにも休み明けという雰囲気で前哨戦の色が濃かった。厳しいローテーションでスプリンターズSを快勝。ひと叩きして臨む今回は理想的。

 そのオーシャンSを快勝したのがダノンスマッシュ。明らかに昨年よりパワーアップした。中京にいいイメージがない点だけ。ナックビーナスも前走で健在ぶりを誇示。グランアレグリアの1200m参戦も魅力的に映る。

魅せるデータ力 伊吹雅也の予想

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伊吹雅也

伊吹雅也の見解

※3/22時点での想定に基づいた予想になっておりますので、回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 馬格のない馬や高齢馬は不振。「前走の馬体重が480kg未満だった馬」は2016年以降[0-0-1-22]、「馬齢が7歳以上だった馬」は2016年以降[0-0-0-24]でした。

 さらに「父がサンデーサイレンス系種牡馬だった馬」も2016年以降[0-1-1-21]といまひとつ。該当馬は評価を下げた方が良さそうです。

 これらの条件をクリアしているのはクリノガウディーグルーヴィットシヴァージステルヴィオタワーオブロンドンモズアスコットモズスーパーフレアあたり。基本的には実績上位のタワーオブロンドンモズアスコットを重視すべきだと思います。

 ただし「馬番が10から18番だった馬」は2016年以降[0-0-0-36]。近年は圧倒的に内枠有利ですから、枠順次第で柔軟に構えるべきでしょう。

最速予想 netkeiba編集部の予想

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netkeibaデスク

netkeiba編集部の見解

※3/23時点での想定に基づいた予想になっておりますので、回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 春のスプリント王決定戦であり、GIシリーズ開幕戦としての役割もある。時期的に雨の影響を受けることが多く、コースが改修された12年以降パンパンの良馬場で行われたのは、13・16・19年の3年だけ(12・18年は雨の影響が残る良馬場)。今年も1週前時点で雨の予報が出ており、ある程度時計の掛かる決着になる可能性が高そうだ。

1.スピードも持続力も要求されるコース

コース改修以降の8年、平均前半3ハロンタイムは33秒8で、後半3ハロンは35秒0。中京芝1200mはスタート直後から最後の直線入り口まで下り坂が続き、直線半ばに急坂が待ち受けるコース形態をしているから、前半の追走スピードと後半の持続力がいずれも高いレベルで要求される。

2.勝ち切るには先行力必須

 過去8年、勝ち馬の4角通過順位は古い方から順に「2・7・2・3・4・4・6・5」。上がり3ハロン3位以内の末脚を使ったのは、13年のロードカナロアと17年のセイウンコウセイだけだ。中団より前で立ち回ることが勝ち負けの条件と言える。

3.馬格が必要

 過去8年の勝ち馬で、最も体重が軽かったのは18年のファインニードルで480kg。また、8頭中3頭は500kgを超えていた。480kg未満の1番人気は、昨年4着のダノンスマッシュ、17・18年に3・8着のレッドファルクス、14・15年に3・13着だったストレイトガールと、すべて連対を外している。

 セイウンコウセイは17年の覇者で、昨年も2着。この条件が合っていることは間違いない。前走のシルクロードSは、58kgのトップハンデを背負いながら僅差5着。差し有利の馬場で2番手追走だったことを考えれば、始動戦としては上々の内容だったと言えるだろう。時計が掛かる馬場は歓迎で、今年もチャンスは十分にあると見る。

 タワーオブロンドンは前走いかにも休み明けといった内容。昨年ほどの勢いをもってGIに臨めるかは未知数だが、叩いた上積みは確かにあり、前走以上のパフォーマンスは期待できそうだ。ナックビーナスは中山がベストだが、18年に3着しているように中京も問題なくこなせる。7歳にして能力の衰えは見られず、今年も上位争いに持ち込めておかしくないだろう。

 グルーヴィットは距離短縮、中京替わりいずれもプラス。一線級相手にどうかという面はあるが、穴としての魅力は十分。以下、ここ2戦出負けしておりゲートに不安があるダノンスマッシュ、距離短縮はプラスだが左回りがカギとなるダイアトニック、地力上位も展開待ちのモズアスコット

“絶対数感”の持ち主 大石川大二郎の予想

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大石川大二郎

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

6

相手

2

3

8

9

12

17

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

6

2着

9

相手

2

3

8

12

17

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

6

2着

2

相手

3

8

9

12

17

30通り 各100円

大石川大二郎の見解

平均値順で上位9位までのうち、距離未経験が7頭もいるという異様な並び。そのなかで距離値高い114◎ダノンスマッシュ、113○タワーオブロンドンをシンプルに上位評価する。問題はここから。前走同距離戦で111勝ちで内枠引いた▲アウィルアウェイ抜擢。平均値トップになっている☆ダイアトニック。あとはスピード活かせる馬場ならば△グランアレグリア。重くなったときに食い込めそうなタイプを△で押さえておく。

元祖“情報” 田沼亨の予想

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田沼亨

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

8

相手

2

3

6

7

9

14

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

8

2着

7

相手

2

3

6

9

14

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

8

2着

9

相手

2

3

6

7

14

30通り 各100円

田沼亨の見解

昨年の桜花賞馬8グランアレグリアが主力。阪神カップの圧勝から地力は上位。初の1200でも能力でカバーできる。次位は7グルーヴィットで中京は実績があり決め脚は鋭い。▲は9タワーオブロンドンで条件はベストでGIウイナーの面目を見せる。

 佐藤直文の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連

8

-

9

1点 3000円

馬連流し

9

相手

3

6

2通り 各2000円

馬連流し

9

相手

1

14

18

3通り 各1000円

佐藤直文の見解

 前哨戦での勝ちっぷりに目が奪われるのは当然としても、前哨戦はあくまでも前哨戦。本番のここを見据えた仕上げで、ここを見据えた競馬がキッチリとできた馬は、その結果如何にかかわらず注目すべきだろう。

 ◎はタワーオブロンドンとした。昨秋のスプリンターズSは、前哨戦であるセントウルSでのレコード勝ちの勢いを駆って制したが、それに比べると前走の3着は物足りなく映る。ただ、明らかに本番を見据えた余裕ある体つきだったことを考えれば、むしろ合格点と言える内容ではなかったか。勝ち馬とは2キロあった斤量差もなくなり、加えて大幅な上積みが見込めるなら、確実に逆転できると見た。

 相手は、グランアレグリアダイアトニックダノンスマッシュへが本線。以下は、ステルヴィオノームコアモズアスコットまで押さえる。

厳選予想 ウマい馬券