【京都はお似合い】良馬場のマイルなら、中心はソーグリッタリング。昨年5月の京都1800m・都大路Sはマイル通過・1分32秒3というミドルペースを好位で進め、1分44秒6という好記録で快勝を果たした。エプソムC3着、関屋記念3着など、もどかしいレースが続き、前回のキャピタルSは不良馬場に苦しんだが、直線がフラットな京都の芝コースは[3311]と、まず伸び負けはない。

　逆転があればカテドラルの瞬発力。3歳春はアーリントンC2着、NHKマイルCを上り2位で僅差3着に猛追。追い込み一手ゆえ展開に泣くケースもあるけれど、GI・マイルCSでメンバー中一位の上りは自信になった。55キロ、GIIIなら流れ一つで首位も有望。

　ストロングタイタンは6歳秋、昨年の富士Sで思い切ってマイル路線に転向。末脚勝負に賭けリゲルSをゴール前強襲。7歳の正月、今年の冬は肌艶もいい。GIマイルに入ると詰めが甘く映るが、GIIIのハンデ戦ならダイアトニックも好勝負。

　ドーヴァーは、前回のキャピタルSは不良馬場に恵まれたのも確か。ただ、ダービー卿CT・京王杯SCと、高速馬場でも0秒4差に詰めており、予測以上に今、進化しているのかもしれない。モズダディーは1600mに舞台を定め、高いレベルで勝ち負けができている。

　中山金杯のようにはっきりした傾向がなく、難しいレース。なにか手がかりがあるとしたら、前走オープン特別好走馬か、1800m以上のGIIIから距離短縮で臨む形。また枠順は内半分のほうがよい。今年は有力馬がけっこう外に入ったので、前走オープン特別3着の◎サウンドキアラを軸に。GIでもそれなりの競馬をした馬だし、前走もタイム差なし+自身は大外枠だった。

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【難解】3走連続8枠に入り、レースの組み立てが難しかった3サウンドキアラ。今度は内でコースロスなく立ち回る。13カテドラルは決めて鋭い。展開ハマりがち。4オールフォーラヴは先行力が活きそうなメンバー構成。

※12/29時点での想定に基づいた予想になっておりますので、回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　京都芝外回り1600mで行われるハンデ戦。このコースは器用さと、最後の坂を登りきる力を要するコースになっています。本命視しているのは、メイショウショウブです。前走の阪神カップでは、牡馬を相手に粘り強い走りができています。牝馬らしくない大きな馬体も魅力でハンデ差がある今回は楽しみです！

※12/29時点での想定に基づいた予想になっておりますので、回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　ソーグリッタリングは前走4着だったが不良馬場での敗戦。雨馬場でも走るが良馬場の方がいいタイプ。見直しは可能だ。ダイアトニックはマイルCS10着。GIではマイルは長いが、GIIIなら我慢できないか。サウンドキアラは差しに構えた前走でもいい切れ味を見せた。作戦のパターンが増えたことは収穫で、ここも面白い。テリトーリアルは前走の敗因が分からないが、ここでも上位争いできる力はある。

※12/28時点での想定に基づいた予想になっておりますので、回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　格の高いレースで善戦してきた馬が中心。「“前年4月以降、かつJRA、かつGI・GIIのレース”において9着以内となった経験のない馬」は2015年以降[1-0-1-42]と苦戦していました。

　また「前走の着順が2着以下、かつ前走の1位入線馬とのタイム差が0.5秒以上、かつ前走の4コーナー通過順が4番手以下だった馬」は2015年以降[0-0-0-33]、「前走との間隔が中5週以上、かつ“京都芝1600m外、かつ重賞のレース”において優勝経験のない馬」は2015年以降[0-0-0-28]。大敗直後の馬や前走との間隔に余裕がある馬は、基本的に過信禁物と見るべきでしょう。

　今年はこれらの傾向から強調できるサウンドキアラ・ハッピーグリン・メイショウショウブあたりが楽しみです。

※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　京都金杯が行われる京都芝1600mは、マイルCSを始めマイラーズCやデイリー杯2歳S、シンザン記念など、重要なレースがしばしば行われるコースだ。一線級が休養に入る時期のハンデ戦ということで難解なレースになりやすく、過去10年中9年で重賞未勝利馬が制する結果となっている。

1.より長い距離の実績

　昨年2着のマイスタイルはそれまで中距離路線を歩んでいた馬で、17年の勝ち馬エアスピネルもクラシック戦線を賑わせていた馬。他にも、16年の勝ち馬ウインプリメーラ、15年の勝ち馬ウインフルブルーム、14年の勝ち馬エキストラエンドなど、それ以前にマイルより長い距離で実績があった馬の活躍が目立つ。

2.京都との相性

　過去10年の勝ち馬10頭中9頭には、それ以前に京都芝外回り1600mか京都芝1800mで勝ち鞍があった。また、唯一該当しないパクスアメリカーナにも京都芝内回り1600mで2勝した実績があった。京都コースは3コーナーにある坂、急角度で回る4コーナーとトリッキーな面があり、得手不得手が出やすいコースだ。

3.前走GI組に妙味無し

　過去10年で、前走GI組の単勝回収率は22％しかなく、複勝回収率も35％と非常に低い。昨年の2番人気サラキアと3番人気カツジ、16年1番人気のトーセンスターダム、15年1番人気のグランデッツァなど前走GI組は人気を裏切るケースも多く、疑ってみるのも一つの手だろう。

　ソーグリッタリングは前走特殊な不良馬場の中で4着。緩みない流れも影響してゴール前は疲れてしまったが、全く悲観する内容ではない。3勝を挙げている京都に変わるのは明らかにプラスで、56kgなら巻き返しの期待を十分に持てるだろう。

　前走変わり身を見せたストロングタイタンにも注意が必要。中距離では掛かる面があったので、現状はマイルくらいが合っているのだろう。このレースは意外と差しが決まるレースでもある。サウンドキアラは前走大外枠ながら上々の内容。京都変わりはプラスで、重賞のここでも期待できるだろう。

　オールフォーラヴは前走位置を取れず、終始流れに乗れない競馬。ムラはあるが、京都で久々の和田騎手騎乗なら見直す余地はあるか。以下、妙味はないが京都巧者のダイアトニック、昇級を気にしないモズダディー、持続力勝負に持ち込めれば重賞でも善戦可能なボンセルヴィーソ。

【混戦模様】開幕週でもあり、内枠のほうがベターな馬場コンディションである可能性が高い。ならば、条件適性が高くデキのよさも目立つ、03サウンドキアラを信頼したい。53キロというハンデも、やや恵まれた印象である。相手は、15モズダディーと07ボンセルヴィーソの2頭を上位に。混戦模様とみて、◎○▲の組み合わせから流す3連複・3連単主体で勝負だ。

【小波乱】ハッピーグリンは決め手十分。最内枠を生かすエメラルファイト。ブレステイキングは対応力がある。

中山金杯と同じように平均値はアテにならないレース。同距離コースの数字ならば◎カテドラル筆頭。ハンデもこれならば前走レベル出るかもしれない。相手も同距離コースで数字持っている○サウンドキアラ。平均値トップ▲ダイアトニック。あとは前走値で☆ドーヴァー。2走前118△オールフォーラヴ。

決め脚がシャープな13カテドラルが主力。使い込んでの上積みは十分で55キロなら差し切れる。次位は9ストロングタイタンで京都は相性が良く能力的にソン色はない。▲は15モズダディーで早めの仕掛けで好走は可能。