※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。
1着馬には
フェブラリーSの優先出走権が与えられる前哨戦。例年中京で行われているが、今年は京都で行われる。オープンクラスにおける京都ダート1800mの成績や、同条件の
みやこSなどの結果を参考に傾向を探っていきたい。
1.徐々に動いて行ける脚
昨年の
みやこSは、
ヴェンジェンスが2-4コーナーで通過順位13-11-3と位置取りを上げていく競馬で勝利。これは超ハイペースだったので極端な例ではあるが、他の同条件の重賞でも、18年のJBCレディスクラシックで
アンジュデジールが5-4-2、17年の
みやこSで
テイエムジンソクが4-3-1、16年の
みやこSで
アポロケンタッキーが7-7-4と、後半徐々に動いて行った馬が制するケースは多い。直近のレースでこのような立ち回りをしていた馬はマークしておきたい。
2.後半の脚が必須であることを示すデータ
京都ダートのラスト3F地点は3-4コーナー中間に位置しているため、後半徐々に動いていけるということは、ラスト3Fで速いタイムを出せるということとほとんど同義だ。過去10年の古馬オープンクラスの京都ダート1800mで、ラスト3Fタイム1位の馬が複勝率95%、2位は複勝率58.8%、3位は複勝率44.4%でいずれも複勝回収率100%を超える好成績なのに対し、6位以下だった馬は複勝率1.9%しかない。
3.ベテランの活躍
過去10年の京都ダート1800m重賞の成績を年齢別にみてみると、3-5歳は平均人気より平均着順が低いのに対し、6-8歳は高くなっている。ダートは芝と比べて息の長い活躍をする馬が多く、高齢だからということだけで軽視するのは禁物だろう。
アングライフェンは元々芝でも通用する末脚を持っていた馬で、ダートに目先を変えてからも
シリウスSを最速の上がりで2着するなどの実績を残している。前々走の
みやこSは4着だったが、前半中団より前で立ち回った馬の中で直線でも脚が残っていたのは本馬くらいしかおらず、負けて強しの内容だった。今回はさすがにそれより速いペースにはならないだろうし、巻き返しに期待したい。
モズアトラクションは前走大外を回すロスのある競馬。GIで相手が強かったのもある。勝ち味に遅い面はあるが、差しやすい京都に替わるのはプラスだろう。
インティはここならスピード上位。逃げ馬にしては後半の脚を使えるタイプでもあるので、マイペースならまず上位争いだろう。ただ、マイペースで行けなかったときは脆さがある。
キングズガードはここなら末脚上位。ただ、前々走の
みやこSは完全に展開が向いた面があるので、今回それ以上を望むのは酷か。以下、距離短縮プラスの
アナザートゥルース、揉まれない競馬が出来るかどうかの
ヴェンジェンス、意外と冬の京都の馬場が合いそうな
コスモカナディアン。