【本物】ヴェンジェンスの充実ぶりは想像以上。平安Sは距離1900m、正直100mが長いと思っていた。しかし、1000m通過は1分1秒8のミドル、1800m通過・1分50秒0というタフな流れを一旦先頭。勝ち馬は帝王賞連覇を狙う大物、この組み合わせ、1800ダートなら58キロでも大崩れは考えにくい。

　57.5キロを課されたが、クリンチャーは、仁川S2着、マーチSは57.5キロのハンデで最速の上りで2着、アンタレスSは勝ちに行っての3着。追い出しを微調整すれば、ポンポンと勝てるようになる。オーヴェルニュは久々、不良馬場とはいえ前走は1分48秒9。数字通りの進化を遂げている。コンカラーも気力充実、55キロなら上位争い。アングライフェン、マイネルユキツバキの地力も押さえておこう。

　ダート中距離のオープン特別・ハンデ戦は準オープンを勝ちたての馬でも通用しやすい。◎オーヴェルニュは湿ったダートだと特に良さが出るので軸に。○▲のハンデ上位勢は外すこともできないが配当を伸ばす力もないので、理想は☆△との組み合わせになる形。

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【順当】ダートに路線変更してから大きく崩れていない14クリンチャー。今回、今までにないほど水を吸った馬場での競馬となるが、芝の実績、走法からマイナスに働くとは思えず、むしろ勝ちきるチャンスと見た。13ヴェンジェンスは、たしかに今まで戦ってきた相手と比較して今回はメンバーが楽。58キロでもハンデとしたら丁度良いくらい。ただ自身が背負い慣れていない斤量ということは事実。実績トップでも対抗に評価を落とす。15コンカラーはひと呼吸おいて仕掛けられる切れ味が魅力。

【実績信頼】以前とは違い、ポジションが取れるようになってきている13ヴェンジェンス。先行指向が弱い組み合わせとなったここは、前走のような先行策もありそうだ。ハンデは背負うがデキは良好で、条件適性の高さも十分。ここから、相手は09オーヴェルニュと10テーオーエナジーの2頭を上位に取った。◎-○▲の組み合わせから流す3連複・3連単主体で勝負したい。

【小波乱】コマビショウはスピードを持続できてしぶとい。力をつけているサクラアリュール。地力があるヴェンジェンスも怖い。

上下差6キロのハンデ戦。平均値上位にキッチリハンデが乗っている。阪神でもこの距離で実績はない○ヴェンジェンスより、前走同距離コース114◎クリンチャーのほうが人気としても魅力あり。次点で▲コマビショウ。あとはやや数字劣る感あり。一発ならば前走値113で軽量もらった☆サクラアリュール。

7歳馬だが好調はキープしている13ヴェンジェンスを推す。阪神5勝と実績は抜群で能力でカバーできる。次位は14クリンチャーで砂適性は高く決め脚は上位。▲は15コンカラーで連勝中と上り調子にありチャンスは十分。