【血統馬注】
バニシングポイントは、ダートでこそ。
札幌の洋芝なら、遊びながらでも勝てたが、アイビーSは芝不向きのフットワークを露呈。しかし、父はタピット。
母Unrivaled Belleは米G1・BCレディースクラシック優勝、他G2-G3各1勝(全6勝)。全姉ユニークベラはG2・G3を4勝。その素材のほどをダートで再注目。まともなら、
相手は
ダノンハーロック。牝系の大本は
シラユキヒメ、今はやりの
ソダシ、
メイケイエールと同族。瞳は金色、白毛のテカテカ感がなんともいえないという人もいる。ただ、ブリンカー装着馬。ハナに立たないとまずい。スタートからワッセゝと押し出し、1000m通過前後、外からマクってきた馬などいて、二番手になったときは、北村友Jも一瞬焦ったか。しかし叱咤激励、直線もう一度先頭を奪うと、二枚腰を使って完勝。二着には5馬身差、パサパサの乾燥馬場で1分47秒3も優秀。モマれた時の脆さ、脚抜きのいいダートに課題は残すが、重賞クラスの能力と体力がある。
ゴールドアリュール産駒にしては少し腰が小さめだが、
ゴールドレガシーは、父の名を継ぐ世代のダートシーンの大注目馬。輸送減りがなければ単も有望。惑星は
ハンディーズピーク。中京1800ダートをレコ勝ち。本年はオリンピックや京都開催の変更などあり、中京コース使用頻度が高く、これまではあまりレース数のなかった9Fダートも倍以上組まれた。そのぶん、記録ラッシュが続いたが、良馬場のレコ勝ちは信頼度が高い。
ロシアンサモワール、
ホールシバン、
ロードシュトロームなど、好メンバーが揃った。