【すがすがしく】勝ち負けはほんのひと呼吸、ヒートオンビートで断然。三走前の小牧特別で0秒2差先着を許したアリストテレスは、菊花賞でコントレイルの心胆を寒からしめた。時計レベルは落としたものの、鳴滝特別は余裕で楽勝。西宮Sは、道中リキみ加減。そのぶん前を捌き切れず、アクセルを踏み遅れたが、ルメールJの手にかかれば折り合ってスパリ。当面の敵はディアマンミノル。こちらも2200-2400mに、質の高い勝ち鞍がある3歳馬。両頭を目標に、ダンスディライトは直一気に虎視眈々。モツれてスヴァルナ、ベレヌス、ウォーターパルフェのチョイ差し注。

　この時期に3勝クラスの芝2200mが組まれることは例年無く、参考にするなら3月の尼崎S。その尼埼Sは上位人気馬の範囲で人気順が入れ替わることが多く、位置取りとしては先行馬の粘り込みが多い。ここは有力馬が差し追い込みタイプだったりスタートに不安があったりというケースが多く、単騎逃げだとしぶとい◎ベレヌスにチャンス。

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【平穏】前走、追われてからジリジリと最後まで伸び続けた3ベレヌスは先手を奪うと簡単には止まらない。切れ味勝負にならなければ。7ダンスディライトは阪神だと末の伸びが違う。

【順当決着】この組み合わせや頭数ならば、03ベレヌスは楽に逃げられるはず。内回りの芝2200mやBコース替わりも好材料で、デキもかなりよさそうだ。これだけ買い材料が揃えば、ガツンと勝負してもよさそう。相手は、02ヒートオンビートと09ディアマンミノルの2頭が上位評価組である。順当に決まる一戦とみて、◎-○▲の馬連・馬単主体で勝負したい。

【小波乱】ヒートオンビートは能力上位。タイセイモナークは上積み十分。ディアマンミノルは粘り強い。

3勝クラスの芝戦。3歳で平均値トップ圧倒している◎ヒートオンビート。これにルメール乗り変わりで軸相当。相手はこれも数値負けていない○スヴァルナ、前走値では101とトップになっている3歳▲ディアマンミノル。絞ればこの3頭が上位となる。だがほかも数値は悪くない。一発候補に☆ベレヌス。あとは△ダンスディライトなども食い込める。

潜在能力は上位の2ヒートオンビートが巻き返す。前走は挟まる不利が痛かった。スムーズなら差し切れる。対抗は3ベレヌスで積極策から逃げ切りを狙う。