【お膳立てはそろった】ファーストフォリオの血統力、そしてパンチ力を信頼。母は御存じシーザリオ、クラシックも想定し、7Fから使いだし、距離など延ばして行った。しかし体型・気性は明らかにスプリンター。昨年夏の札幌戦で、6F転向に成功したが、中央場所の3勝クラスは除外ラッシュ、加えて輸送などある。使いたいレースが使えず体調維持に汲々とし、前走の函館日刊スポーツ杯は外々を回されタメを作れず。消化不良の競馬が続いているが、滞在競馬になり体調は明らかに上向き。昨夏の北海道シリーズ2勝は吉田隼Jであげたもの。復活のお膳立てはそろった。

　第一本線はヴェントヴォーチェ。明け3歳デビュー、道悪や直線競馬、コースを選ぶことなく勝ち負けを演じてきたが、一年振りの実戦で前走しぶとく3着。競馬センス、そして闘志、生命力のようなものを改めて感じた。根性男には二走ボケはないように思う。なんて、願いは届かないことのほうが人生も競馬も多く、アゴが上がるようなら、函館[2110]という戦績を誇るメイショウミモザ。

　函館日刊スポーツ杯2着のショウナンアリアナ。同4着のカワキタアジン、チェアリングソングも交え上位争いは拮抗。

　12頭中8頭が函館日刊スポーツ杯組というメンバー構成。単純に最先着だった○ショウナンアリアナから入ろうかと最初は考えた。当時3着以降の着差はハナ、クビ、ハナ、アタマなので結果としての着順を高く評価しているのではない。評価するのは展開で、4角12番手のメリーメーキングがハマってくるような展開、しかも他の上位馬もほとんど差しという中で、前からよく残した2着だった。

　ただ同馬は前走で内枠のメリットがあった。それが無くなることを考慮して今回は◎メイショウミモザの逆転に期待する。現級では人気より走れないことが多かったが、前走を見るにやはり北海道シリーズがいちばん向いている。しかも札幌がまた速い馬場になるとしたら、函館のうちに買っておかなくてはならない。

　難しいのが▲ヴェントヴォーチェの評価。1年ぶりで3着は立派だが、本当の良化へはもう少し時間がかかる可能性も。この馬がもう一度3着という可能性を考え、賭式は3連系でなく馬連にする。

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【波乱含み】レース間隔を取って、ここを目標に仕上げてきた4キュールエサクラ。血統的に洋芝は合う。9ショウナンアリアナはまだまだ好調期間は続く。1カワキタアジンは頭数手ごろになって捌きやすい。

3勝クラスの芝1200m戦。3歳勢不在。半数以上が平均値も前走値も90台レベルというメンバー。出走馬は前走函館日刊S組が8頭もいるのだから仕方ないところか。前走同距離コースでは97レベル並び。なかでも3頭。どれを今回筆頭に見るかだ。叩いての前進に期待で◎メイショウミモザ。相手に○ショウナンアリアナと▲カワキタアジンとなる。一発に☆ヴェントヴォーチェ、△キーダイヤ。△キュールエサクラも面白い。

久々を叩かれた効果が大きい5メイショウミモザが主力。洋芝は得意で好機に仕掛ければ得意コースでチャンス。次位は9ショウナンアリアナで惜敗続きだが能力で勝る。▲は1カワキタアジンで展開に注文はつくが末脚は威力がある。