【連闘成功】
サクセスハーモニーが連闘勝負。前走の
驀進特別は前半3ハロンの入りは11秒7-10秒0-10秒2で進行、直線競馬とはいえかなりの高速ラップが続いた。本年のGIII・
アイビスSDの3ハロンは11秒7-10秒2-10秒5だったが、レースのタフさおよび精度は
驀進特別のほうが上といってもいいくらい。残り2ハロンのラップはさすがに
アイビスSDに譲るものの、決着タイムはわずか0秒2差。54秒7という自身の走破タイムもこのメンバーの中ではトップにランキングされる。春の新潟開催では
小林脩斗Jで3着、連闘で1000直を勝ち上がっており、重馬場もいとわない。51キロなら枠を選ぶことなくどこからでも伸びてくる。
対抗には
ライバーバードを抜擢。逃げるか追い込むか。不器用なタイプゆえ前走のように窮屈になるシーンも度々あるが、加速がつけば二走前の
さくらんぼ特別のようにビュンとひと差し。直線競馬は前後半の3ハロンのどちらかに好ラップを保持する差し馬が活躍するケースが多々あり、2019年の記録ながら当コースに0秒2差の5着という追い込み戦歴もある。
グッドマックスは、昨年5月の
はやぶさ賞で上がり32秒5の末脚を繰り出し、55秒5・4着で走った。消化不良のレースが続いているが、雨降りの芝、ハンデ戦なら一変があっていい。
オルダージュは直線競馬は[1011]、このメンバーではもっとも良績がある。夏の最大目標は自己条件の1000m。鞍上の藤田菜七子Jともどもハンデ戦のここを目標に置き備えてきた。
ポートナイトサイトも当コースは三回走って2・4・6着と崩れが少ない。テンのダッシュも一番だろう。直線競馬は初めてになるが、
キーダイヤは一本調子気味の逃げを打つ。直線競馬は思った以上に向いているかもしれない。