【大物の予感】心身ともに幼さを残すが、
ジュリアバローズはGI級の大器。母は豪州G1・AJCダービー、VRC
オーストラリアンギニー勝ち。長男
サトノグロワールは1億8360万円、三男
サトノシャロームは1億9440万円。妹の本馬も9504万円でセレクトセールで落札された。
微妙に成長が遅くて気が強く、攻め過ぎると燃えてしまう。心身の様子を慎重に見守り、デビューは4月の東京にずれ込んだが、経験馬相手、1000m通過・58秒2というHペースにも悠々対応。馬なりで先団へと取りつき、残り2F標識過ぎまで手綱はもったまま。11秒7-11秒5-11秒3(3Fは34秒5)というレースラップを、33秒6の加速ラップでゴール前強襲。交わしたあとは手綱を緩める余裕があった。1分45秒6というタイムも出色。まだ撫でるような調教しかできないけれど、1勝クラスは見下ろし。柴田善Jに勝ち負けを覚えさせながら大事に育ててもらおう。
対抗は
イズンシーラブリー。
クイーンC5着、
フラワーC4着、牝馬限定の1勝クラスなら好レース。
オレンジフィズも、道悪の福島戦は崩れたが、二走前の
スイートピーS・東京1800mを1分46秒7で3着に押し上げてきた。馬場がしぶり少し時計がかかれば、
カナリキケンも上位に顔をのぞかせてくる。堅調
トーセンメラニー、
ノワールドゥジェ、
アキノコマチを連下押さえに配置。