【兄弟一番】
グレートマジシャンが、クラシック戦線に殴り込み。
母はバーデン大賞、独
オークス優勝。一番仔フォイヤーヴォルクは、その年のPOG
ドライチ、チョー人気者だった(現在J・GIII
新潟JS勝ち)。続く
ディープインパクト産駒の姉兄たちも2-3勝級。それなりに勝ち星はあげているが、6番仔はスラリとした478キロの牡馬。若干幅は薄いが、背中と腰のラインは兄弟の中では一番に思う。デビュー戦は1000m通過は61秒7のスロー。上り3Fの瞬発力決着となったが、推定11秒5-11秒3-11秒2(3Fは34秒0)。絵にかいたような加速ラップで初勝利をゲット。1分48秒6という全体時計も精度が高い。稽古の質も向上、馬体を増やす形で上り33秒台が出せれば、クラシックの主役も務まる。
対抗の
バジオウは、祖母は名牝
ダンスインザムード。勝ち上がりは三戦目となったが、前回は14キロ増の466キロで登場。1000m通過・60秒6のミドルを中団待機。直線ジワリと外に持ち出し、11秒7-11秒4-11秒9(3Fは35秒0)というレースラップを、34秒4で急襲。弾むような足取りで、2着には3馬身差の完勝。本格化への助走を完了した。
割って入れば
イースタンワールド。466キロというサイズのわりに四肢を長く大きく見せ、前進気勢旺盛。1000mは66秒3の緩ペースで通過、直線は外に構えヨーイドンの追い比べ。気合をつけると四肢の回転数が上り、上り3Fは推定11秒5-11秒1-11秒0(33秒6)という、きれいな加速ラップでパンチアウト。地味な血統だけに、鍛えつつ馬体を増やせるかどうか。体重の推移に注目。
ロードカナロア産駒の
ヴェルトハイムは、1F短縮で見直し。
ルドヴィクスも連下なら。