【大跳び】
レイオブウォーターが、距離延長とともに続伸。エンジンのかかりが遅く、初陣の新潟戦は7着。二戦目は、平均ラップの恩恵を受けたとはいえ、出遅れを跳ね返し、豪快に大外一気。2分1秒5というHレベルに仕上げた。
前走は典型的なスローのヨーイドン。シンガリ近くから懸命に末を伸ばしてきたが、上り33秒3の脚を使っても届かない。ただ、1分47秒7という速いタイムには対応できた。跳びは大きく、距離延長はドンと来い。ゆりかもめ賞をダービーの試走としたい。
サトノフォーチュンも、スタミナなら負けない。半兄
グレイトパール(
父キングカメハメハ)は、
アンタレスS、
平安S勝ち。7月の福島2000mの新馬は重馬場下で4着。二戦目の新潟1800mは10キロ増の494キロで出走、不良馬場に足を取られ11着と沈没してしまった。
前走は、叩き三戦、広々とした東京、馬場は絶好の良馬場。あまり鋭い脚を使えるタイプではないと見たか。いつもよりポジションは前目。1000m通過は60秒4、直線に入り一気に
トップギアに上げ、12秒1-11秒4-11秒8(35秒3)というレースラップを、34秒5で力押し。ラップ的にも、スパッとは切れない。しかし、持久力のある末脚で、後続には5馬身、2分0秒9なら、昇級も勝ち負け。
割って入れば
ヴェローチェオロの経験値。重賞、強いところを選んで使ってきたが、一時尖った腰回りも梅花賞では466キロに戻し、2着に急追。横山典Jの立ち回りにも注視。
エイスオーシャンは、やや重めの造りと、瞬発力勝負に戸惑ったか。4着は案外だったが、東京1800m・1分47秒4の勝ち星は良質。いかにも子供っぽい走りだが、
エアサージュは新馬戦を11秒3-11秒3-11秒0でパンチアウト。
パープルレディーの切れも小差。