【風景一変】広々とした東京の2000mなら、中心は
レベランス。
母アンレールは芝1800mで3勝。父に
ハービンジャーを配し、初陣は442キロで登場。母の父は
ディープインパクト、母系は
バレークイーン一族。ナリは小さくても骨格に見合った筋肉がついている。ただスタートはモッサリ、促しても進んでいかない。17番枠ということもあり無理に動かすとロスが大きい。1000m通過は62秒1のスロー、直線勝負のヨーイドン。上がり3Fのレースラップは11秒8-11秒6-11秒7(35秒1)、対する自身のソレは33秒7。最終週の荒れ馬場で、古馬でも終い1Fは11秒台を出せない中、ラスト1Fを推定11秒0の豪脚でフィニッシュ。萩Sはスローに加え、マークする相手を見誤ったか。一人相撲をとり4着に敗れたが、東京10Fなら一変があっていい。
第一本線は
イルーシヴパンサー。新潟マイルの新馬戦は1分37秒0、上がりラップも強調材料が乏しい。半信半疑でアスター賞を見ていたが、典型的なスローの上がり勝負とはいえ、12秒1-12秒2-11秒8(3Fは36秒1)というレースラップに対し、自身のソレは35秒4。後方で上手く脚がたまったとはいえ、坂上からの加速と勢いは上々。距離2000mが微妙だが、1勝クラスなら力量は一枚上。
レース精度の高さなら
スペシャルドラマだろう。前走は1000m通過・59秒5というHペースを漸次追い上げ2分1秒4で2着。惑星は
セータステソーロ。稽古時計など見ると、まだ子供っぽく頼りないが、前走時計は1分47秒8。レースの上がりを1秒上回る34秒4で、弾けるように伸びてきた。
アンダープロットの新馬戦の上がりは11秒3-11秒1-11秒3。一見すると速いが、1000m通過は1分5秒3の超スロー。能力のある馬なら、上がり3F内にひとつ、10秒台のラップが出ていたかもしれない。暴れ者だが、機嫌よく走れば
レインフロムヘヴンも上位争い。