【節目で勝ち星】
アトミックフォースが心身ともに一段成長を遂げている。OPへの
ステップアップはゆっくりめ、しかし昨夏の
新潟大賞典は逃げ粘って2着、不良馬場のもと行われた6月の
エプソムCも0秒3差の5着と見せ場を作った。三走前の
白富士Sは攻め不足、前二戦・中山のマイル戦は距離に戸惑ったが、くらいついてもうひと脚使えたことは収穫。東京コースは3勝、節目の時点で勝ち星をあげており、ハンデは55キロ、体調もベスト。
対抗の
サトノクロニクルも上り調子。少し記録は古いが3歳12月、GIIIの
チャレンジC優勝。
阪神大賞典2着、
小倉記念2着歴などある実力馬だが、なぜか二番が効かない。しかし、近二走4・3着。不良馬場の前走・3着入線は、梅雨シーズンでは加点材料となる。
ロードマイウェイは逆に、前走の
福島民報杯は道悪にお手上げ。こちらは2019年の
チャレンジCの勝者、二走前の
大阪城Sは最速の上がりをマーク。不良馬場を使った反動もみられない。
アブレイズは左回り中京の
愛知杯が4着、新潟で行われた
福島牝馬Sが0秒2差の6着。持ち味は
パワー、曇天のこの季節は、この馬向きの絶好の馬場コンディションだろう。雨残りの馬場のぶん、△にとどめたが、
フランツは当コースに1分44秒4という勝ち星があり、良馬場の2000mに高いスピード値を記録している。
ゴーフォザサミットも、雨が憎らしいが、走るとすれば56キロ、東京の9Fだ。