【小柄だが動きは軽快】3歳馬
レディバグが、才能の違いを見せつける。阪神1400ダートの新馬戦を圧勝し、返す刀で交流重賞・兵庫ジュニアグランプリを2着に追い上げた。スラリとした450キロ前後の細身の牝馬ながら、砂を被っても怯むことなく、世代の一線級が集う東京マイルの
ヒヤシンスSも0秒3差の3着に粘り込んだ。コーナー4つの1800m・
伏竜Sは、距離も長く8着に敗れたが、
端午Sは1分23秒8という、古馬3勝クラスに匹敵する好タイムで2着急追。青竜Sも1400m通過・1分23秒4という厳しい流れを、いつもより前目で進めクビ差2着。良馬場条件下で時計は1分36秒1、古馬3勝クラスに入っても堂々勝ち負けできる内容だった。先週の
ユニコーンS除外というのが心配材料ではあるが、土性骨の強さに期待。
対抗は
メイショウマサヒメ。右回りにも連対実績はあるが、最近は左回りの走りと戦績が極端になってきた。東京なら前回の小金井特別2着の通り、フットワークはスムーズ。脚抜きのいい馬場とはいえ、1000m通過58秒5-1200m通過は1分10秒6-1400m通過は1分22秒9。勝ち馬も強かったが、3着とは1馬身余の力量差があった。中二週になるが追い切り本数は2本、馬体も維持できている。
単穴は
フィアレスハート。大井で2勝を挙げJRAに再転入を果たしたが、復帰初戦の前走は良馬場条件下、1000m通過・1分0秒9というオープン並みのHペースを二番手追走。徐々にエンジンが回り始め残り1F標識手前で逃げ馬を捕まえ、もうひと脚使って3馬身半差の快勝を決めた。1分52秒3というタイムも、同日の2勝クラスより0秒1速かった。まだトモが多少ふらふら、東京の坂に課題を残すものの、記録上は足りる。時計1秒短縮が課題になるが、3歳馬
グランツアーテムは当該マイル2勝。このコース専門の追い込み馬となる。
ボルサリーノは、前走の1分36秒4を素直に評価。たまたま東京マイルを走ったことがなかっただけで、6番人気での好走というのはあまり気にしなくてもいい。
ヴァルキュリアは器はOP。ただ、遠征、距離延長等々、二走ボケの不安もチラリ。
メタスペクターも素材はもう一つ上。